GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
マルチパーパスシーティング [ルーチェ]
事業主体名
株式会社岡村製作所
分類
オフィス・店舗・展示に関する用品と機器設備
受賞企業
株式会社岡村製作所 (神奈川県)
受賞番号
11G09056
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「ルーチェ」は「誰にも、どこにも、どんなときにも」、ワークスタイルに合わせて多くの人により良い座り心地を提供する新しいエルゴノミック・マルチパーパスシーティングです。人の骨格や筋肉のメカニズムを研究した成果であるロボットテクノロジーを応用し、着座する段階からヒトの体を支えソフトでカラダを包み込むような座り心地を提供します。背メッシュには新しく開発した「グラデーションサポートメッシュ」を採用、部分的に織り密度を変化させ、ランバー部分のサポート性を向上させています。着座の瞬間から立ち上がりまでの一連の動作の中で常に体の動きを優しく支え、快適な座り心地を提供します。

プロデューサー

株式会社岡村製作所 マーケティング本部オフィス製品部 沼直樹

デザイナー

イタルデザイン・ジウジアーロ社 ファブリツィオ ジウジアーロ

詳細情報

http://www.okamura.co.jp/company/topics/office/2010/oki_luce_1.php

発売
2010年12月1日
価格

68,000 ~ 80,500円 (税抜価格)

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

リサイクルに配慮した素材の採用や単一素材への分解可能な分別設計、部品点数の削減などに積極的に取り組んでいます。PETリサイクルクロスなど再生材料の使用率は43%、廃棄時のリサイクル性を高めるための単一素材への分解可能率は90%を達成しています。またオフィス家具はRoHS指令の適用範囲外ですが積極的に順守し、さらに米国の環境基準である「GREENGUARD」についても認証予定です。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

人を迎え入れるようにせりあがった座面が着座時にソフトなフォールド感を提供し、腰を下ろしていくと座面が沈み、合わせて背のメッシュ素材の弾力が体を柔らかく受入れます。ついで背がやわらかくリクライニングし、体を優しく支えます。これら一連の動作により、使用者は通常のイスよりも座面の奥にキチンと座ることができ、背中がイスの背もたれにきちんと接することで背中から腰にかけての負担が大きく軽減されます。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

近年、自席固定型よりもフレキシブルに働くワークスタイルである「フリーアドレス」などの新しい働き方が導入されています。これらの新しいワークスタイルでは使う人により特別の調整を必要とせずに、誰にでも同じように快適な座り心地を提供することが重要です。通常は座る人の体重により影響を受ける着座時の座面の沈み込みやリクライニング時の背の傾く速度を独自の機構により一定に保ち、体の動きをやわらかく支えます。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

異業種分野メーカーのロボット開発で培った技術と、椅子を開発するオカムラの技術、この二つを最大限に活かし座り心地の良さを追求しました。ヒトの筋肉を模したロボットレッグは、センサーや動力を使わずにリンク機能でバランスを保ちます。このリンク機構をシーティングに応用することで使用者の体重、着座の勢いに関係なく一定の座り心地を提供できる技術が生まれました。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

メッシュ織りに濃淡をつける最新技術により、必要に応じた密度の変化をつける「グラデーションサポートメッシュ」を新規採用しました。しっかりとサポートしたい腰まわりのランバー部分は織り密度を濃くし、また、柔らかくフィットさせたい背中の部分は織り密度を薄くした構成に製織しました。これにより従来は別の部品を必要としたランバーサポート機能をメッシュ素材だけで提供することが可能になりました。

ユーザー・社会に伝えたいこと

誰でも快適に座れるような、「座るだけ」でフィットする椅子。何気ない立ち座り一連の動作の中で、自然にサポートしてくれる椅子を目指しました。調整のわずらわしさのない、それでいて適切なサポートをおこなう機能は、パブリックチェアに最適です。これからの労働人口が減少していく社会で、高齢者の活躍の場が増えます。オフィスだけでなく、様々な環境に快適な座り心地を提供します。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社岡村製作所ショールーム
http://www.okamura.co.jp/guide/showroom/index.html

審査委員の評価

自席を固定しない新しいワークスタイル・オフィスを狙いとした多目的チェア。着座する手前から姿勢をサポートするため通常時は座面が高く傾斜している。オフィスチェアとしては違和感を感じる独特のスタイルであるが、フリーアドレスといった固定席をつくらない新しいワークスタイルのオフィスでは、ひとつの回答なのかもしれない。座る,作業する,立ち上がるといった一連の流れを人に寄り添うようにサポートする技術提案は、ユニバーサルな観点からも評価できる。既存のスタイルに風穴を開ける役割を担ってもらいたい。

担当審査委員| 山田 晃三   馬場 了   平野 哲行   村上 存  

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