GOOD DESIGN AWARD

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CC

2010

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
観客参加型花火大会 [NARITA花火大会 in 印旛沼]
事業主体名
NARITA花火大会実行委員会+株式会社丸玉屋
領域/分類
ネットワーク領域 - パブリックコミュニケーション
受賞企業
NARITA花火大会実行委員会 (千葉県)
株式会社丸玉屋 (東京都)
受賞番号
10E16011
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

伝統的に、鑑賞するばかりであった花火に「参加性」を持たせる。観る側と創る側の関係を劇的に結び、ピースフルなコミュニケーションスタイルを誕生させる。手持ち花火をリレーして点火する「みんなで灯すNARITAの火」。花火職人が小学校で授業を開催し、子供たちが考案するスターマインを打ち揚げる「花火の教室」。夜空の花火とカードの絵柄を合わせて遊ぶ「花火deBINGO」。花火専用のコンピュータを導入し、観客の手拍子のリズムに花火をシンクロさせる「rhythm-and-fire」。万歳三唱に乗せて打ち揚げる「万歳二尺玉」。この催事を行政主導ではなく、市民ボランティアが構成する組織と花火職人が共に創りあげる。

プロデューサー

NARITA花火大会実行委員会 泉水晃一+株式会社丸玉屋 岩野成

ディレクター

NARITA花火大会実行委員会 渡邉直樹、関恵一+株式会社丸玉屋 永田謙輔、下福史、岡本雄也、島田清夏

デザイナー

株式会社丸玉屋 岩野成

詳細情報

http://narita-city.ptu.jp/

開催
2010年10月16日
販売地域

日本国内向け

設置場所

北印旛沼湖畔 千葉県成田市八代地先

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

人々の関係が薄れがちな時代であるからこそ、高い集客力を持つ花火を通じて、コミュニケーションの価値を伝える。しかしながら、花火大会は根底的に「鑑賞型」であり、双方向性が乏しい催事である。「参加型」への変革に挑戦することで、人々が集う場に刺激を与え、交流を創出する。また、花火事業は、経済情勢により縮小傾向にある。赴きの異なる魅力的な花火大会を製作することで、伝統文化を継承していく。

デザイナーのコメント

既成の枠組みに捉われない。歴史的に、いかに観客に花火を魅せるかを追求してきた花火文化に、インタラクティブ性を持ち込む。高い集客を達成する花火大会において「参加性」の価値にフォーカスすることで生まれる「新しいコミュニケーション」に、未知の可能性を感じる。また、この要素が縮小傾向にある花火事業において、再生へのひとつの手段になると考えている。提案する花火が、人々の日々を生きる活力になると信じている。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

千葉県成田市を中心に、2010年10月16日(土)19:00?20:00に特別な予定を持たない人。千葉県成田市立の4つの小学校の生徒。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

「参加性」を取り入れることで、日常生活では接点を持ちにくい人たちが、同じ行為のもと、同じものを観て空間を共有する。スターマインを考案する子供たちは、観客の歓声を得るための創作の難しさや、拍手を得られる喜びを知る。他の地域にない独創的な内容で構成することで「成田」への誇りが高まる。これらのことを、生活のなかにある、ある一日の出来事として感動を創出することで、日々を生きる価値への実感が生まれる。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

「手持ち花火リレー」、「手拍子」、「花火deBINGO」、「万歳二尺玉」など、会場に足を運ぶことでしか愉しめない企画で来場を促進する。環境対策として、古紙を原料とし自然分解する「パルプモウルド」製の部品を導入するほか、飛散するゴミのゼロエミッション(対産業廃棄物)を達成した「演出効果用花火」を多用する。催事後は、銅線・廃プラスチック・段ボールをリサイクルし、産業廃棄物を削減する。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

2010年10月16日(土)19:00? 北印旛沼湖畔 千葉県成田市八代地先

審査委員の評価

鑑賞が主体だった花火大会に参加性を持たせる試みが、花火業界初の試みであればすばらしい。この催事を行政主導ではなく、市民ボランティアが構成する組織と花火職人が共に創りあげるところが、より親しみをもてるポイントとなっている。

担当審査委員| 佐藤 可士和   永井 一史   中谷 日出  

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