GOOD DESIGN AWARD

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2010

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
多様な協働による地域産品の活性化プロジェクト [Roooots 名産品リデザインプロジェクト]
事業主体名
大地の芸術祭実行委員会、瀬戸内国際芸術祭実行委員会
領域/分類
ネットワーク領域 - パブリックコミュニケーション
受賞企業
株式会社アートフロントギャラリー (東京都)
株式会社ロフトワーク (東京都)
NPO法人越後妻有里山協働機構 (新潟県)
受賞番号
10E16010
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

国際芸術祭開催を契機とし、地方の名産品と若手クリエイターの才能に光を当て、持続可能な地域振興に結びつける協働プロジェクト。「越後妻有アートトリエンナーレ2009」で初めて開催され、「瀬戸内国際芸術祭2010」でも実施。魅力を持ちながらもその力を十分に生かしきれていない名産品と、全国のクリエイターを結びつけるべく、クリエイターポータル「loftwork.com」で公募を行い、佐藤卓氏を含むデザインに精通した審査員が作品を選抜。地域業者とクリエイターは、協働を通して名産品リデザインを行った。商品は最大で売上20倍を記録。クリエイティブと協働、多様な感性の共存を核とした地域振興のスキームを築いた。

プロデューサー

株式会社ロフトワーク 代表取締役  林千晶+株式会社アートフロントギャラリー 代表取締役 北川フラム

ディレクター

株式会社ロフトワーク クリエイティブディレクター 前田雅子+NPO法人越後妻有里山協働機構 産業企画担当 桑原康介

詳細情報

http://www.loftwork.jp/campaign/lp/roooots_main.html

発売
2009年7月20日
販売地域

日本国内向け

設置場所

まつだい農舞台(新潟県十日町市)、越後妻有アートトリエンナーレ・大地の芸術祭関連施設 (新潟県十日町市津南町)、瀬戸内国際芸術祭オフィシャルショップ(香川県直島町、高松市)など

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

魅力ある名産品を製造しながらも、クリエイターに出会う機会がなく、未来に向けて強い発信力を持ったアイテム製造に悩む業者と、クリエイティブな視点を持つが、自らの創造性を発揮する場のない若手クリエイターをWebを介してマッチングすることによる、新たな視野での商品開発を目指した。最も重視したのは、コミュニケーションを核とした持続可能な地域振興スキームの確立であり、今後も他地域で展開していくことが目標。

デザイナーのコメント

本プロジェクトは単なるデザイン公募企画ではありません。デザイナーも企画者も、地域に入り込み、文化と歴史を理解しようと努め、対話を重ねてきました。参加者全員が、コストや労力の面で様々なリスクを負い、それでも「地域とクリエイティブの元気!」のために協働してきたのです。その姿勢こそが「Roooots」ブランド唯一の統一規格です。(ディレクター:NPO法人越後妻有里山協働機構 産業企画担当 桑原康介)

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

1.地域で受け継がれている商品を生産しており、新しいマーケットの開拓、クリエイターとの出会いに課題を抱える地元の中小企業や農家など 2.デザインに高い意欲を持っており、クリエイティビティは潜在的にあるものの、製品化の機会が限られている若手クリエイター 3.従来のアイテムに興味を持たない、30?40代の新しいライフスタイルに敏感な層

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

Webを活用することで、物理的距離を超えた、新しい出会いとコラボレーションを実現。制作過程における現場での対話を通し、リデザイン対象製品がもつ潜在的価値(歴史、製造者の愛情、工夫、ニーズ)の再発見に繋がり、中身を含む商品価値の向上に。また、多業種の同一スキームでの事業進行による話題性がPR効果をもたらし、新しい顧客層の開拓にも繋がった。顧客には、名産品に対する新しい価値の発見、楽しさを提供した。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

消費者の間で、地方・田舎の素材を見直す動きがあり、潜在的な価値はあるものの、その力を活かしきれていない地域の名産品をリノベーションする必要があると考えた。そのために、外部の諸力を生かしたきめ細やかな計画・実施・検証のサイクルが必要であり、マーケティング能力が不可欠。そこで、地域振興にアプローチをかけるNPOと多様なクリエイティブネットワークを擁するロフトワークが協働し、当プロジェクトを立ち上げた。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

まつだい農舞台(新潟県十日町市)、越後妻有アートトリエンナーレ・大地の芸術祭関連施設 (新潟県十日町市津南町)、瀬戸内国際芸術祭オフィシャルショップ(香川県直島町、高松市)など
http://www.echigo-tsumari.jp/

審査委員の評価

地方名産品と若手クリエイターの才能を結びつけるプロジェクトコンセプトは素晴らしい。またそこから生み出された魅力的な商品により、20倍もの売り上げ拡大につながったという成果も評価できる。

担当審査委員| 佐藤 可士和   永井 一史   中谷 日出  

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