GOOD DESIGN AWARD

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CC

2010

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
地図に主眼を置いた情報媒体のデザインによる地域イメージの創出 [熊本県阿蘇郡小国町のための地図システム、観光ガイドリーフレット、観光案内サインのデザイン]
事業主体名
熊本県阿蘇郡小国町
領域/分類
社会領域 - まちづくり・地域づくり
受賞企業
九州大学 (福岡県)
受賞番号
10D08006
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

熊本県阿蘇郡小国町の地域イメージの向上に寄与することを目的として、地図に着目し、起伏に富んだ景観を有する魅力的な地域であり、かつ阿蘇北部に位置する交通の要衝である小国町にふさわしい地図のあり方を考えた。既存の地図の調査分析に基づいて標準となる地図のデザインシステムを検討し、起伏を表現した「リアル地図」、単純化した「アイコン地図」の2種類のタイプに集約し、合わせてその使用ルールを策定した。次に、観光案内サインおよび観光リーフレットのデザインにあたって、2種類の地図を効果的に使い分けることで、小国町の魅力ある景観を表現しようと試みた。

プロデューサー

九州大学大学院芸術工学研究院 伊原久裕+熊本県阿蘇郡小国町

ディレクター

伊原久裕

デザイナー

伊原久裕、森田昌嗣、曽我部春香、池田美奈子、元松 翠、坪田広識、後藤 萌

伊原久裕

利用開始
2010年3月31日
販売地域

日本国内向け

設置場所

熊本県阿蘇郡小国町

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

地図システムでは、起伏に富んだ景観を表す「リアル地図」と道路情報を分かりやすく単純化した「アイコン地図」の2つの地図タイプを制作することで、多用途に対応し、なおかつ町内関係者による利用の容易さを目指した。観光案内サインでは、視認性やアクセスの容易さ、保守管理のしやすさを目標とした。観光ガイドリーフレットのデザインでは、町の観光情報の明快な構成を試みつつ、地図の有効な活用を目標とした。

デザイナーのコメント

インターネットの地図サービスやカーナビがどんどん発達していますが、そうしたグローバルな地図で表せない、地域固有の空間イメージとは何かという課題は、これからも重要になると考えます。本作品を、そうした試みの1つとして位置づけたいと思います。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

来訪者と地域住民を対象。制作した地図データとその考え方を説明したデザインガイドは、地域関係者に広く利用されることを想定した。観光ガイドリーフレットと観光案内サインは、町内の地理に明るくない来訪者を想定した。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

来訪者に対しては、観光案内サインと観光ガイドリーフレットに掲載する地図を体系だってデザインすることで、一貫性を持ち効果的な情報提供を実現できた。地域住民に対しては、地図データの提供に加え、地図デザインの考え方と運用ルールをまとめたデザインマニュアルを作成し、活用の推進を図った。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

町内で作られた既製の地図の悉皆調査、記憶地図調査、アンケート調査などをふまえて、多くの地域関係者が利用できる汎用性を念頭に置いて、地域の特性を反映した地図表現を検討した。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

熊本県阿蘇郡小国町
http://www.town.oguni.kumamoto.jp/ognhtml/index.shtml

審査委員の評価

熊本県阿蘇郡小国町にふさわしい地図を中心としたデザインである。まずはサインの基本である「わかりやすさと見やすさ」を守りながら、さまざまな新しいアイデアを投入している。まず、起伏を表現した「リアル地図」、単純化した「アイコン地図」の2種類のタイプを適材適所に利用し「わかりやすさ」を追求している。また、遠方から視認できるサイン柱と、くの字に曲げた盤面の組み合わせで「見やすさ」を獲得した。さらにリーフレットデザインも統一した印象としているなど未来の地図のあり方を強く示唆しており高い評価を得た。

担当審査委員| 南雲 勝志   森田 昌嗣   安田 幸一  

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