GOOD DESIGN AWARD

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CC

2010

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
IT装置用気流制御システム [アイルキャッピング]
事業主体名
株式会社NTTファシリティーズ
領域/分類
社会領域 - 公共機器設備
受賞企業
株式会社NTTファシリティーズ (東京都)
受賞番号
10D04012
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

高密度・高発熱化したコンピュータルームにおいて、ラック列間の通路をパネルや扉で区画し、IT装置の給気(低温)と排気(高温)を物理的に分離して効率的な空調環境を実現する気流制御技術です。アイルキャッピングを用いることでホットスポット(熱だまり)を解消して空調機の動力を約20%削減可能であるとともに、空調停止時における室温の急激な上昇を抑制することができます。コンピュータルームにおける様々なラック設置状況へ柔軟に対応するために、本製品は3種類のラインナップを用意しています。また、社会的重要度の高いITインフラを構成する設備であることから、震度6強の地震動に耐える耐震性と耐燃焼性を有しています。

プロデューサー

NTTファシリティーズ 米川清水、伊藤喜文

ディレクター

NTTファシリティーズ 橋本弥古武

デザイナー

NTTファシリティーズ 近藤潤、石谷直樹、高橋誠+日東工業 片山友広、篠崎正樹+ニチベイ

詳細情報

http://www.ntt-f.co.jp

発売
2008年12月1日
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

高度化するITインフラの信頼性向上と効率化に寄与するため、以下のような目標の実現を目指しました。1)高発熱IT装置の給気と排気を明確に分離することによる装置冷却の適正化と空調効率の向上。2)様々なラック設置状況への柔軟な対応。3)耐震性の確保とメンテナンス性への配慮。

デザイナーのコメント

アイルキャッピングは最先端の空調ソリューションですが、先行事例が少ないだけに、開発にあたってはシステム構成を一から組み立てる必要がありました。要求される困難な条件をできる限りシンプルかつ十分にクリアすることで、誠実な機能美が実現できたと考えます。アイルキャッピングを設置することが、地球環境保護対策として、またはユーザーへの訴求効果の高い高度なソリューションとして認識されることを期待しています。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

コンピュータルームにおける空調システムを改善し、信頼性向上とコスト低減および省エネルギー化を実現することを目的として、最先端空調技術の導入を検討中の全ての事業者。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

空調機からの供給風量低減や運転効率の向上による省エネルギー効果の実現(空調機の動力を約20パーセント削減)、コールドアイルのホットスポット(熱だまり)を解消して良好な温熱環境を実現、耐震性と保守性を考慮した工法の採用による高い信頼性。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

アイルキャッピングを用いてIT装置を適切に冷却し、空調機の冷却効率を向上させることで、コンピュータルーム全体の電力消費量のうち約40%を占めるといわれる空調用エネルギーを大幅に削減することができます。また、ホットスポットをはじめとする熱障害の発生を防ぐことで信頼性を向上させることが可能となります。

審査委員の評価

このシステムはアイルキャッピングという最先端の技術に挑戦し、効率的な空調環境を実現している。目に見えない気流をデザインすること、耐震性、難燃性に配慮することなど、多くの困難な条件をシンプルかつ十分にクリアすることで、誠実な機能美が生まれている。また様々な使用環境に適応するようにデザインされた各パーツは整合感と信頼感を体感出来て、このような新しい挑戦が社会的重要度の高いITインフラを支えているのだなと感心させられた。

担当審査委員| ムラタ・チアキ   馬場 了   山本 秀夫   和田 達也  

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