GOOD DESIGN AWARD

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CC

2010

GOOD DESIGN|グッドデザイン金賞

受賞対象名
汎用超音波画像診断装置 [FAZONE CB]
事業主体名
富士フイルム株式会社
領域/分類
社会領域 - 医療関連機器設備
受賞企業
富士フイルム株式会社 (東京都)
受賞番号
10D01019
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本装置は小型・軽量・高画質と高い操作性を実現した携帯型超音波画像診断装置である。約4kgと小型ながら、既に医療現場で評価を得ている画像処理技術などを採用することで、据置型の大型装置同等の高画質と見易さを実現した。また、操作パネルをホワイトとブラックで前後に分け、手前には頻繁に使うボタンを大きく配置し、後方にはその他の複雑な機能をタッチパネル上に配置することで、使用目的の異なる医師・技師双方にとって快適で直感的な操作性を実現した。更に受診者への精神的配慮と、医師の所有欲に訴える、艶やかなラウンドフォルムに上質なパール塗装を採用した。

プロデューサー

富士フイルム株式会社 メディカルシステム事業部

ディレクター

富士フイルム株式会社 デザインセンター デザインマネージャー 千田 豊

デザイナー

富士フイルム株式会社 デザインセンター 池亀 春香、吉田 浩二、石川 成利

詳細情報

http://fujifilm.jp/business/healthcare/ultrasonography/fazone_cb/feature.html

発売
2010年6月1日
価格

39,000,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

クリニック・病院

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

超音波検査は、受診者の身体的負担が少なく、またリアルタイムに画像を観察できることから、全身の様々な部位の幅広い臨床領域で使われている。特に、最近は検査室だけでなく、病棟のベッドサイド、ICU、救急、検診、在宅医療等の現場にも持ち運び使用できる、「携帯型超音波画像診断装置」に対するニーズが急速に高まってきている。これらの用途に最適な性能と、受診者や医療従事者の感性に訴えるデザインの両立を目指した。

デザイナーのコメント

超音波検査は、X線検査のような被爆や内視鏡検査のような痛みも無く、受診者に負担の少ない検査であり、受診機会を増やし疾患の早期発見に繋げたいとの想いでデザイン開発に取り組んだ。医療機器として求められる機能・操作性・清掃性等は確実に実現しつつ、意識のはっきりした受診者や、診察室では医師の机の上に置かれる事を考慮し、固定概念にとらわれず従来医療機器にはないデザイン性や外観品位の実現を目指した。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

クリニックや病院の医師・超音波検査技師・受診者。 医師:自ら診断を下す。簡単に画像が出せるシンプル操作を求める。技師:医師に確定診断をしてもらう為に、画像の調整や保存・印刷・計測など複雑な操作を行う。受診者:検査中も意識下にあり、目前に装置が置かれる。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

操作パネルをホワイト・ブラックで前後に大きくエリアを分け、手前には使用頻度の高いボタンやダイヤルを大きく配置し、後方には複雑な検査で使用する機能をタッチパネル上で階層ごとに分かりやすく配置することでボタン数を少なく見せ、小さな装置の中で医師と技師双方の要求を満たす操作性を実現した。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

本装置は小型でありながら据置型と同等の画像が描出できるため、省スペース化を求められるクリニックに導入しやすく、また軽量のため荷物の多い往診時も、移動の負担を軽減できる。更にその場で精度の良い検査が行えるため、疾患の早期発見に繋がる。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

富士フイルムメディカル株式会社
http://fujifilm.jp/business/healthcare/ultrasonography/fazone_cb/feature.html

審査委員の評価

小型、軽量の携帯型超音波画像診断装置で、従来機の重さと比較すると実用的な重量を達成している。検査室から外へと、超音波画像診断の医療現場のエリアを広げた商品として評価された。病棟のベッドサイド、ICU、救急車の中、訪問検診、急激なニーズが高まっている在宅医療等の現場などへ持ち運び使用することで、早期発見、患者の移動負担の軽減など、様々なメリットが考えられる。また、小型化することで、操作性が落ちることが無いよう、操作頻度に応じた機能ボタンのレイアウトをブラックとホワイトのカラーパネル上に配置し、詳細設定はモードごとのタッチパネル化を進め、直観的操作性の実現に努めていることも評価の対象になった。

担当審査委員| ムラタ・チアキ   馬場 了   山本 秀夫   和田 達也  

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