GOOD DESIGN AWARD

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CC

2010

GOOD DESIGN|中小企業庁長官賞

受賞対象名
ゴム射出成形機 [STI-2.0-220VR-Z]
事業主体名
三友工業株式会社
領域/分類
仕事領域 - 産業・土木建築関連機器設備
受賞企業
三友工業株式会社 (愛知県)
受賞番号
10C01038
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

自動車部品にはサスペンションやエンジン周りの制振材、防水・防塵ブーツやシール材といった様々な「ゴム製品」が使われている。ゴム射出成形機は自動車産業には必要不可欠な生産機器であり、自動車の進化とともに日本のゴム射出成形機も進化してきた。STI-VR SERIESは弊社が誇る世界最高のゴム射出成形機である。競合製品に対してすべてのスペックで世界No1.を実現した。このVR SERIESを更に進化させたのがVR-Zである。技術で勝負するMade in Japanから、人を中心としたより文化性の高いMade in Japanへの転換。これがSTI-VR-Zのコンセプトである。

プロデューサー

三友工業株式会社 技術部 制御設計課 長谷川 幸彦

ディレクター

三友工業株式会社 技術部 制御設計課 長谷川 幸彦

デザイナー

株式会社GKデザイン総研広島 プロダクトデザイン室

詳細情報

http://www.sanyu-group.com/

発売
2009年8月8日
価格

13,500,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

1.効率優先の生産環境から人間中心の生産環境の具現化 2.世界市場て通用する魅力的で信頼されるSANYUブランドアイデンティの構築 3.製品のさらなる技術的進化と意匠の統合化

デザイナーのコメント

日本の産業機械に共通して言えるものがある。『機械はどうせ汚れるから』『重要なのは生産されるものの品質、それ以外は徹底的に省くこと』『人・もの・金・時間』・・・。これが近年の日本人の産業現場にみられる意識である。そこから生み出されたMade in Japnaとは何だったのか。『ものづくり』とは本来人間らしい豊かな行為のはずである。だからこそ、日本の産業に対する姿勢を問いただしたい。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

ゴム射出成形機の分野で国内トップシェアを誇る弊社の世界最高マシンでさえ、海外では『アジア製品のひとつにすぎない』と捉えられてしまう。一方、欧米の競合機種は性能一辺倒ではない。独自性を主張したデザインと機能によって存在感をアピールし、新たな顧客を惹きつけている。こうした市場を前提にVR-Zを開発した。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

VR-Zでは『人間中心』とした産業のあり方を考える中で、オペレーターのユーザビリティ向上はもちろん、機械の形体や色彩によって工場環境そのものを魅力的な空間に変える力を持たせた。魅力的なマシンはそれだけで使う人に誇りを与える。実際の購入者の中には『工場を魅力的することは社員にとっても人材確保の面でも役立つ。だから他社製品はキャンセルし、このマシンに決めた。』といったケースもあった。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

長時間の機器使用における使用者のストレス低減対策として、ラウンド化した人間中心の操作部形状を作り出した。さらに、周辺の人々の心理面への効果を狙い、明るく快適な空間つくりのための配色とした。この配色は生産/管理において効率的なモジュール構造をベースとし、総合的な生産コストの低減とシステマチックな客先指定色対応を可能にした。すべてにおいて見た目の美しさには徹底的にこだわった。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

三友工業株式会社 愛知県小牧市大字舟津1360
http://www.sanyu-group.com/

審査委員の評価

作業者を包み込むようにラウンドした操作面は自然に人を中心へ誘う、左右の操作パネルは無理なく手の届く範囲にレイアウトされ、マシンと人の関係が高次元に解決された傑作である。色彩も従来の工作機械の概念をやぶり、工場内に桜が咲いたような鮮やかな桜カラーを選択した勇気を評価したい。デザインの完成度の高さから、審査員全員から中小企業庁長官賞に推薦された。

担当審査委員| 山田 晃三   大島 礼治   村上 存  

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