GOOD DESIGN AWARD

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2010

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
屋外用チェア [人と木/屋外用チェア]
事業主体名
トットリプロダクツ協議会
領域/分類
生活領域 - 家具・インテリア用品
受賞企業
トットリプロダクツ協議会 (鳥取県)
株式会社ヒョウデザイン (東京都)
東亜林業株式会社 (兵庫県)
受賞番号
10B05008
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

日本の木材自給率は極めて低く、杉林など放置林が年々増えつつ有り環境問題にもなっています。私たちはこの杉の有効利用を見直すべく、杉に樹脂を含浸させた材料(樹脂含浸材)で国内でも初めての試みである、「杉の樹脂含浸による家具」を考えました。これにより今まで不向きであった屋外シーンでの利用など、杉材による新たなライフスタイルの提案が可能になりました。

プロデューサー

トットリプロダクツ協議会 白岡 彪

ディレクター

株式会社ヒョウデザイン 白岡 崇

デザイナー

株式会社ヒョウデザイン 白岡 崇

デザイナー

詳細情報

http://www.torinopro.com

利用開始
2010年7月1日
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

公園、公共施設、一般家庭などの屋外スペース。

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

一般的に屋外用家具で使用される素材は、プラスチック、金属などがあります。樹脂含浸された杉材は、杉の風合いも残しつつ硬度が増す事で風雨や腐食、虫食いに強い画期的な材料です。プラスチックや金属では味わえない温もりがあり、今後あらゆる屋外シーンへの導入を目標にしています。また、このように日本の杉材を有効利用する事で、消費者と生産者と森とが共存する循環型社会を目指しています。

デザイナーのコメント

私は今回の商品に限らず今まで幾つかの杉の家具をデザインしてきました。今回、杉の樹脂含浸材で家具をデザインしてみて「杉材の新たな可能性」を感じる事が出来ました。それは今まであり得なかった杉材での屋外家具、それも風雨、腐食、虫食いに強い、ある種万能とも言える素材です。まだまだ発展途上の加工方法ではありますが、今後もっと杉の利用が増える1つのきっかけになれればと思っています。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

商業施設、公共施設の屋外や、一般家庭のガーデニング家具など、ありとあらゆる憩いのシーンを想定し、子供から大人、お年寄りまでの幅広い使用者・利用者を想定しました。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

従来の屋外家具と言えば金属やプラスチックのものが大半で、ポップではあるものの、クールでどことなく冷たい感じがありました。杉の樹脂含浸家具は、見た目、肌触りとも杉の風合いを残しているので、柔らかな温もりを感じさせてくれます。屋外という気持ちを開放させてくれる場に対して、杉の家具は癒しの気持ちも与えてくれます。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

今回の杉の家具作りの最初のプロセスはそのような環境改善をいかに行っていくかが課題であり、私たちの考えた1つの方法が杉材を利用した樹脂含浸という製法でした。日本の杉を切り、乾燥・製材、製造と一貫して国内での生産にこだわり作っています。時間はかかるかもしれません。ただ、それにより、山に人が戻り自然と人とが今一度地場を再生・創生して行く事を望んでいます。

審査委員の評価

多くの人にとって、春の悩みといえば杉花粉の問題だ。その解決策のひとつに杉材の積極的な利用があるが、材質の柔らかさが課題である。本製品は、地域材利用の活動「人と木」のシリーズのひとつで、美しい杉の木目は残したまま、樹脂含浸技術の導入で強度を保ち、屋外の使用も可能にしたスタッキングチェア。スタッキングし、重なった状態のデザインについても配慮が見られる。

担当審査委員| 川上 元美   五十嵐 久枝   岩崎 一郎   須藤 玲子   橋田 規子  

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