GOOD DESIGN AWARD

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CC

2010

GOOD DESIGN|中小企業庁長官賞

受賞対象名
うちわ [丸亀うちわ 「Ojigi」]
事業主体名
デザイン創造工房 『めがね』 + うちわ工房 三谷
領域/分類
生活領域 - 雑貨・日用品
受賞企業
デザイン創造工房『めがね』 (東京都)
うちわ工房 三谷 (香川県)
受賞番号
10B01007
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「うちわ」は季節消耗品であり、扇子ではなく「うちわを携帯する」という事は、うちわ自体を浸透させる以上にハードルが高く、消費者へ浸透させる為には何らかな+α が要求されます。そこで「うちわを携帯する」必然性を作り上げ「携帯する」違和感を感じさせない事が重要であると考え、日常の中で「携帯されているもの」。本や新聞を持ち歩く人が多く存在している事に着目し、そこへ「うちわ」が入り込める要素を付加するデザインにより、「持ち歩く」シーンを作りだせると考えました。デザインは、本のサイズを意識しスクエア形状の4サイズを用意。柄=持ち手は、本を読んだページを示す しおり の役割も想定しています。

プロデューサー

デザイン創造工房『めがね』 代表 八木沼修

ディレクター

デザイン創造工房『めがね』 八木沼修+平野久美子

デザイナー

デザイン創造工房『めがね』 八木沼修+平野久美子+うちわ工房三谷 三谷順子

発売予定
2010年8月1日
価格

1,750 ~ 2,700円 (税別価格)

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

会釈するように角度をもった形は、必然的に扇ぐ人とうちわが向き合える様な方向性を生み出す事ができます。そうすることで、消耗品として消費されていたものではなく、どこか「自分用」という感覚が生まれ、使う人がうちわに対して愛着を持つきっかけを作りだせるデザインを意識しました。扇子とはまた違うシーンを新たに作りだす事で「うちわを持ち歩く事」が、持つ人の価値観を周囲に発信できるアイテムになると思います。

デザイナーのコメント

作り手の高齢化が進み、日常的になかなか使われる事が少ない 伝統的工芸品。 しかし、産地へ行くとカタチとしての商品以上に引き付けられる モノ・コト が多く存在しています。こういった事を、消費者の方へ少しでも身近に感じてもらえる為のきっかけを作る事で、伝統的工芸品はまだまだ存在意義を明確に出来ると思っています。そういった手助けを、少しでも出来ればと取り組んだ商品です。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

幅広い世代に受け入れられる事を想定。特に 若い世代 をターゲットにする事で、話題・情報が広がる事を想定。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

独特な形状と特徴、カラーリング・サイズ展開 により、夏の時期に無料で配られる 広告入りの消耗品としてのうちわ との差別化を図った。合わせて、本や新聞と共に持ち歩く事を可能にするデザインにより、常に身近にある状況を作りだし、うちわを「自分オリジナル」としての価値を感じるような環境作りも想定したデザイン。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

設備投資が見込めない状況。また、そこまでして「新商品を開発することは難い。」という状況において、日常のうちわ作りの作業工程の中で出来るだけ現状の生産現場の環境の中で作り出す事を可能にできるデザインを提案。更に、この提案により市場へ発信し、産地外の人・若い世代が「うちわ作り」に興味を持つ情報発信を合わせて提案。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ミュージアムショップ、インテリア・デザイン雑貨ショップ、インターネットショップ

審査委員の評価

丸亀うちわ「Ojigi」は、伝統技術を継承しながら、うちわを使い捨てではなく携帯させるためのリデザインの好例である。形が自然かつ「粋」で、色の選択も練られており形、色ともに目に楽しい。造りも頑丈で携帯に相応しい。扇いでみると中心軸をずらしてある事によって風の来る面と顔が向き合う事になり実に効率よく風が顔にあたる。

担当審査委員| 澄川 伸一   田子 學   廣田 尚子   松下 計  

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