GOOD DESIGN AWARD

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2009

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
都市広場の再生 [霞が関ビルディング低層部リニューアル計画]
事業主体名
三井不動産株式会社+社団法人霞会館+社団法人東京倶楽部
領域/分類
社会領域 - 土木・環境関連施設
受賞企業
株式会社日本設計 (東京都)
受賞番号
09D07003
受賞概要
2009年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

日本初の超高層ビル、霞が関ビルの低層部大規模リニューアル。隣接する東京倶楽部ビルの建替と霞が関コモンゲート建設と時期を合せて行われ、約13,000㎡の一体的都市広場の中核となる広場へと生れ変った。段丘状の広場は街に大きく開かれ、地下鉄駅からの動線も改善され、正面から霞が関ビルに到達可能となった。あらたに、正面玄関となる風除室と、商業の回遊性、広場への賑いを創出するための商業エントランス棟を増築。広場には緑地、花壇、噴水、照明、ベンチ、アート等を人々の動きに呼応する形で配置。霞が関ビル竣工当初から大きく育った欅の保存樹木と併せて、季節感や潤いのある光景と緑豊かな寛ぎの空間を新しく都心に創出した。

プロデューサー

三井不動産株式会社+社団法人霞会館+社団法人東京倶楽部

ディレクター

株式会社日本設計 建築設計群 チーフアーキテクト 山下博満+株式会社KMG建築事務所 郭 茂林

デザイナー

株式会社日本設計プリンシパルデザイナー上口泰位、シニアアーキテクト雨宮正弥+鹿島建設株式会社 建築設計統括グループ グループリーダー 田名網人+トーマスバルズレーアソシエイツ 代表 トーマス・バルズレー

上口(左上)雨宮(右上)ボルズレー(左下)田名網(右下)

詳細情報

http://www.kasumigaseki36.com/

利用開始
2009年3月19日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都千代田区霞が関3-2-5,6

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

1.今までにない都心広場:3つの超高層ビルの広場がデザインの一体性をもって繋がる複合広場。2.多様で賑わいのある広場:建物へのアプローチ性、商業の回遊性を改善し、様々な人々のアクティビティが展開する多様性と楽しさを包含する空間。3.緑と潤いのある広場:緑、花、水、ベンチ、アート等が人の動きに呼応して配置。季節感や潤いのある光景と寛ぎのある空間をつくると同時に都市デザイン、景観再生にも貢献。

デザイナーのコメント

日本初の超高層ビル広場空間の改修にあたり、機能更新をしながらdignity(威厳)とmodernity(現代性)の両立を図ったデザインとした。増築部分は新しく出現するヴォリュームに対して注意を払い、周辺建物の景観配慮、広場への圧迫感回避、透明性と内部温熱環境の両立を行った。広場を利用する人々が気軽に休息や佇むことのできるよう緑地、噴水、アート、ベンチなどを広場動線の軸線をベースに空間構成を行った。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

霞が関ビルおよびその周辺オフィスビルのオフィスワーカー、来訪者。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

広場を介して霞が関ビルおよび周辺建物へのスムーズでわかりやすい動線の実現 霞が関ビル1階商業ゾーンへのスムーズでわかりやすい動線 季節感や潤いのある光景と寛ぎのある空間を提供 商業的賑わいのある光景を広場に演出

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

社会環境:広場床の石種や樹種、照明、ベンチなどの広場構成要素を隣接街区と協調し、広場の一体感を創出。文化環境:噴水による水の動き、涼感の演出、ベンチの適切配置による寛ぎと賑わいの実現。商業エントランス棟の賑わいの表出。アートによるミーティングポイントの創出。地球環境:高木、地被類などによる床面の積極緑化、工作物への壁面緑化などによるヒートアイランドの低減。高遮熱ガラスの採用。LED照明の積極利用。

その問題点に対し、どのように対応したか

社会環境:隣接するPFI事業による霞が関コモンゲート広場との一体性を重視した 官民一体となった広場空間の創出 文化環境:都心の超高層ビル足元の活性化につながる賑わいの創出。休日、夜間も人が賑わうことのできる環境づくり。地球環境:広場のヒートアイランド化の低減、照明エネルギーの削減、既存樹木の保存。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都千代田区霞が関3-2-5、6
http://www.kasumigaseki36.com/

審査委員の評価

新しい都市広場を設計するにあたり「経年優化」を掲げたことに注目する。41年前に出現した日本初の超高層ビルである霞が関ビルを中心とする広場づくりには優位性と困難さとが共存しただろうが、虎ノ門駅から、文部科学省旧庁舎の一部を残したビルを右手に、段丘状に開かれた広場は都心のビジネス街に新たな景観を創出することとなった。広場への圧迫感が回避され、設計者がねらったdignity(威厳)とmodernity(現代性)の両立は、評価できるレベルで実現したと判断する。

担当審査委員| 南雲 勝志   黒川 玲   田中 一雄   廣村 正彰   森山 明子  

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