GOOD DESIGN AWARD

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CC

2009

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
複合施設 [赤坂サカス]
事業主体名
株式会社東京放送ホールディングス
領域/分類
社会領域 - 公共・文化教育関連施設
受賞企業
株式会社東京放送ホールディングス (東京都)
三井不動産株式会社 (東京都)
株式会社久米設計 (東京都)
受賞番号
09D06025
受賞概要
2009年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

主な施設は、高さ約180m・39階建ての赤坂Bizタワー(オフィス・低層商業)、21階建ての赤坂ザレジデンス(都市型賃貸住宅)という2つのタワー、敷地中央にTBSが運営する赤坂ACTシアター・赤坂BLITZの2つの劇場、TBSの情報発信の場となるイベント用のSacas広場を設けている。敷地東側の一ツ木通り、南側の赤坂通りは賑やかな商業ゾーン、北側は一部に古い木造住宅や寺などが残る静かな住宅ゾーンであった。その周辺の街並みのにぎわいや潤いが連続するゾーニング計画とし、市街地住宅総合設計制度の適用により、建築と併せた広場やオープンスペースの整備を行い、地域全体の環境面・防災面・利便性を図っている。

プロデューサー

株式会社東京放送ホールディングス+三井不動産株式会社

ディレクター

株式会社久米設計

デザイナー

株式会社久米設計

右より沼田/三浦/篠﨑/統括・林/井上/海老原/斉藤

詳細情報

http://sacas.net/

グランドオープン
2008年3月20日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都港区赤坂五丁目

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

赤坂は、気品ある文化を持つ東京を代表する歴史ある町である。その都市の記憶を活かしながら、放送局の行う再開発としての機能性や先進性、人間・文化・環境への視点・発信をどう融合し具体化するかをテーマとし、「古いものと新しいものが共存する」街造りを目指した。14m近い高低差のある地形、緑、既存の桜を都市の記憶として残しながら、変化に富んだシークエンスの中に建物を配置し、丘一体を魅力ある空間としている。

デザイナーのコメント

赤坂サカスの計画では、徹底的に歩行者目線での心地良さや優しさ・楽しさにこだわった「地べたのデザイン」を心掛けた。全体の環境を一変させるのでは無く、赤坂の街がこれまでに積み重ねてきた歴史と記憶を緩やかに連携させたいと考えた。起伏のある敷地と保存された樹木によって外部空間と公共空間を連続させる事、車と歩行者の関係は極力立体化を避け、接地性を大切に安全化を図り、ストリートと人の豊かな関係を再構築した。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

オフィスに勤めるワーカーはもとより、テレビ局の持つ訴求力を空間化し、老若男女を問わず広いレンジの人々を対象とした。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

赤坂に昔あったであろう都市空間の賑わいの再現と、都市に居住し働くことの楽しさの再発見。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

地形を極力もとのままとし、樹木はできるだけ保存した。既存商店街の連続性を維持・向上する施設計画を行うとともに、敷地に接する道路に沿って緑化された空地を効果的に配置するなどの都市空間の環境の向上を図った。

その問題点に対し、どのように対応したか

赤坂の街のもつ歴史や文化、賑わいをいかに再生・継承するか、また地球環境および周辺環境に対する負荷をいかに低減もしくは良化するかが課題であった。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

赤坂サカス(東京都赤坂五丁目・東京メトロ千代田線赤坂駅直結)
http://sacas.net/access/index.html

審査委員の評価

「赤坂」は如何にも「東京」らしいマチの成り立ちを持っている場所である。職場やミセと住宅、喧噪と静かさ、上品と通俗性、等々の輻湊した環境がこのマチの賑わいを創り出していた。この歴史的な空気を再び新しいカタチで空間化、環境化したのが赤坂サカスである。働きに来る人も住まう人も訪れる人も、自分の皮膚感覚で把握できるマチのスケールと賑わいの節度のある快さを体感できるマチになり得ている。

担当審査委員| 南雲 勝志   黒川 玲   田中 一雄   廣村 正彰   森山 明子  

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