GOOD DESIGN AWARD

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CC

2009

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
事務用チェア [パルス]
事業主体名
株式会社内田洋行
領域/分類
仕事領域 - オフィス関連機器設備
受賞企業
株式会社内田洋行 (東京都)
受賞番号
09C02003
受賞概要
2009年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

北海道大学、北海道立心身障害者総合相談所と内田洋行の産官学での共同開発によるプロジェクト。骨盤、胸郭、頭頸部のポイントを支える事により座ることができるという特殊車イスの研究を礎にしている。新しい概念やメカニズムを実験・検証を経て、誰もが快適に座れるチェアづくりを目指した。腰から背中にかけてのカーブを通常のチェアよりやや下方に設計するとともに、お尻が沈み込むように設計されたシートを採用。着座位置のズレを防ぎながら、胸郭下部をしっかり支えることで上体を安定させ、着座姿勢を長時間、楽にキープするために考案した。リクライニング動作も自然に行えるよう、メカニズムを見直し。人間本位の製品作りを心がけた。

プロデューサー

株式会社内田洋行 マーケティング本部 商品企画部 商品企画2課 猿田有光

ディレクター

株式会社内田洋行 テクニカルデザインセンター 部長 若杉浩一、山田聖士、千葉保明

デザイナー

カワカミデザインルーム 川上元美

カワカミデザインルーム 川上元美氏

詳細情報

http://www.uchida.co.jp/osyohin/pulse/index.html

発売
2009年1月21日
価格

114,450 ~ 172,620円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

オフィスに限定せず、「長時間座り続ける人」に、「快適に執務作業を続ける」ために最善の道具(チェア)を提供するためのアプローチを、今までとは異なる視点で取り組んだ。昨今のオフィスチェアでは一般的な人間工学(エルゴノミクス)に加え、特殊車イスの研究から考案されたABS(アクティブ・バランス・シーティング)理論を背景に、医療現場からの要素を加えることで、座り心地の向上を目に見える形で実現した。

デザイナーのコメント

産官学との共同開発によるプロジェクト。身体をコントロール出来ず,同一姿勢の取れない脳性麻痺の人も、骨盤、胸郭、頭頸部のポイントを支える事により,自立して座ることができるという車イスの研究を礎にしている。新しい概念や基本的メカニズムを導入しながら実験,検証を経て、如何にして誰もが快適に座れるオフィスチェアのクオリティーと魅力を形成するかがテーマ。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

「長時間座り続ける人」に、「快適に執務作業を続ける」ためのチェア。オフィスはもちろん、監視室やディーリングなど長時間着座を強いる業務形態は多い。グローバル経済が進む現代における「座る」道具であるチェアの座り心地や人間の動きへのスムースな対応を突き詰めて、あらゆる方々に快適さを提供できる商品づくりを心がけた。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

通常の着座姿勢を安定して支えるためには、骨盤をしっかりと支えることが大切だということに着目した。そのために、パルスチェアでは、腰から背中にかけてのカーブを通常のオフィスチェアよりやや下方に設計するとともに、お尻が沈み込むように設計されたシート形状を採用。着座位置のズレを防ぎながら、胸郭下部をしっかり支えることで、上体を安定させ、着座姿勢をラクにキープできるようになりました。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

①医療現場、研究機関との長期にわたる試行錯誤や実験・検証を行い、ABS(アクティブ・バランス・シーティング)理論を実践した製品化を実現した。②従来ウレタンフォームなど複数の部材で構成されていた背のクッション機能を、柔軟性・伸縮性に富む樹脂部材にすることで、部品点数の削減とリサイクル性のよさを実現した。

その問題点に対し、どのように対応したか

①ハンディ・キャップをもつ人が無理せず座ることができるイスは、誰でも快適に座れるという普遍性をもっている。そのようなイスを製品として開発することは、本当の意味で平等で豊かな未来をつくり出すことと捉え、社会的意味のある商品開発を標榜した。②素材リサイクルが困難なウレタンフォームの使用低減を進める新素材利用。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社 内田洋行
http://www.uchida.co.jp/company/showroom/index.html

審査委員の評価

人間工学などの研究成果を活かしたデザインであり、サポート感・フィット感があり、トータルで座り心地がよい。特に、シートバックの座り心地がよいなど、機能と形態が結びついたデザインである。

担当審査委員| 平野 哲行   蓮見 孝   馬場 了   森田 昌嗣  

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