GOOD DESIGN AWARD

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CC

2009

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
専用住宅 [FLAP HOUSE]
事業主体名
個人
領域/分類
生活領域 - 戸建住宅・集合住宅
受賞企業
河野有悟建築計画室 (東京都)
受賞番号
09B08029
受賞概要
2009年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

周囲を建物に囲まれた旗竿形状地にたつ家族4人の為の住空間。フラップ状に壁を上方に切り開き採光の為の開口とし、天空光を住空間へ導く。換気開口は突出し状に下方が開くフラップ。これらの適所に配された開口部が、採光と通気を確保し、外部=自然のとのつながりをもつ壁のレリーフつくり空間を包む。フラップの傾斜した壁面は距離感を曖昧にし空間を体感的に拡張する。「1枚の床=1つの場所」として、一体の空間にスキップ状に床をレイアウト。スラブの直下に開かれたフラップによって床は浮遊感を得て、空間はさらに開放性を獲得する。光と空気が床と床の間の隙間を通して、家族の気配とともに柔く循環し住まい全体に広がっていく。

ディレクター

河野有悟

デザイナー

河野有悟

河野有悟

詳細情報

http://www.hugo-arc.com/

利用開始
2009年3月10日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都板橋区

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

「閉ざされた場の開かれた住まい」 条件の厳しい狭小地にあって、床面積、採光、換気を十分確保し、かつ、家族の互いの距離感や関係を程よく保つことの出来る新しい住空間を形成すること。

デザイナーのコメント

旗竿状の狭小地の難条件において、面積・コスト・採光・換気・環境形成など条件克服以上に、その場所や生活者の特性から、新たな発想を導き出すことを目指しました。それが、フラップ状の開口+スキップ床による光・風・空調・空間の総合的な環境デザインへと繋がり、空間の可能性を引きすことができたと思います。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

周囲を建物に囲まれた旗竿形状地にたつ、家族の気配を伝え合う4人の為の、明るく快適で開放的な一体の住空間。家族の互いの距離感や関係を程よく保つことの出来る、閉ざされた土地の開かれた住まい。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

採光には、フラップ状に壁を上方いた開口かた天空光を取り入れ、その光は斜めの壁の反射板効果によって空間に広がり、夕方まで照明も不要なほど効果をあげています。適材適所に計画した換気開口からは、常に有効に通風を得られて、喘息がちだった子供たちの健康状態も向上しています。住まいのどこにいても、家族の気配感じられる住まいでは、個室に篭ることなく、対話の保たれた関係が生まれつつあります。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

フラップ状の開口+スキップ床による光・風・空調・空間の総合的な環境デザインを行った。一体空間にスキップ状に床を配置。フラップ窓からの光と風が床の隙間を通して家族の気配と共に全体に広がる。中心の2階リビングの床暖房で空間全体に対流を生み、ダイニングと子供室のACを効率的なタスク空調とした。開放的空間でタスク+アンビエント空調を床暖房+ACで計画。採光や通風に加え、空調計画にスキップは効果を発揮。

その問題点に対し、どのように対応したか

都市に点在する周囲を隣地(建物)に囲まれた旗ざお状の狭小地において、ガラス床のようにコスト負荷も、下階まで日を落とす吹抜けなどの面積負荷もかけずに、新たな手法をもって、有効に採光・通風を確保した環境形成が行えるか。あわせて住まいとしての空間構成が行えるかが主たる課題でした。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

http://www.hugo-arc.com/

審査委員の評価

旗竿敷地の厳しい条件から生み出されたフラップの手法が、きめ細やかなスキップ状空間に適切に溶け込んでいる。開口部の生態(条件に合わせた変化)を感じさせる。

担当審査委員| 難波 和彦   高橋 晶子   手塚 由比   西沢 立衛  

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