GOOD DESIGN AWARD

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2008

GOOD DESIGN|ロングライフデザイン賞

受賞対象名
油性マーキングペン [マジックインキ大型]
事業主体名
寺西化学工業株式会社
分類
ロングライフデザイン
受賞企業
寺西化学工業株式会社 (大阪府)
受賞番号
08L01008
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

1953年に日本で最初に開発された油性マーキングペンです。キャップを開ければすぐに紙・布・革・ダンボール・木材・ガラス・プラスチックなど多くの素材に書け、筆跡はすぐに乾き、雨がかかっても流れず、こすっても取れない、当時としては画期的な、商品名の通り「魔法のインキ」を使った筆記具として誕生しました。マジックインキの発売が契機となり以後多くの種類のマーキングペンが開発されるようになり、マーキングペンのルーツとも呼べる存在です。今でも便利で長持ち、補充インキ・替えペン先もありリユースにも対応しています。

プロデューサー

株式会社内田洋行 元社長 内田憲民+寺西化学工業株式会社 元社長 寺西長一

ディレクター

寺西化学工業株式会社 元社長 寺西長一

デザイナー

寺西化学工業株式会社 元社長 寺西長一

詳細情報

http://www.guitar-mg.co.jp

発売
1953年4月1日
価格

126 ~ 1,890円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

商品のコンセプトとして、キャップを取れば、どんな物にも書け、すぐに乾き、水に流れず、擦っても取れない。さらに長期間の保管にも耐え、インキの補充も出来るという、環境だけでなく、取り扱いの簡便さ、経済性にも優れた商品作りを目指した。黒だけでなく色々な色のマジックインキも商品化し、カラフルな生活を楽しんでもらいたいとの想いがありました。

デザイナーのコメント

55年前のことで当時デザインされた方はおられませんが、実際に使用した場合を考えてキャップや容器をデザインされました。当時としては斬新なデザインとしてみられていました。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

発売当時は紙に書く筆記具はあっても、金属・木材・プラスチックに書ける筆記具がなかった。そんな時代に「どんなものにも書ける」をキャッチフレーズに登場したマジックインキは、工場・オフィス・学校など、幅広い用途に使用できる筆記具を目指した。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

キャップさえ取ればすぐに多くの素材に筆記でき、すぐに乾き、雨に流れず、こすっても取れない、とても便利な筆記具としてすぐに大ヒット商品となりました。このマジックインキ大型がきっかけとなり、水性マーキングペン、ペイントマーカー、筆ペン、蛍光ラインマーカー、水性顔料マーカーなど今のような多彩なマーカーが誕生しました。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

マジックインキ大型の発売開始からすぐに補充インキ・替えペン先を発売し、インキ補充やペン先交換をすることにより「リユース」の文化をいち早く商品化しました。今では当たり前のことでも55年前の時代にすでに廃棄物を少なくしたいという地球環境への願いがありました。

その問題点に対し、どのように対応したか

発売当時(1953年)は、筆記用インキ・万年筆が主流で、インキ補充式・ペン先交換式が一般的でしたが、マーキングペンにもこの優れた発想を採用し、より長く1本のマーカーを使用してもらいたいとの想いがあった。

審査委員の評価

1953年に開発された油性マーキングペン。なんと、今の憲法が公布される前、進駐軍統制下、まだマッカーサーが居た時代ですよ。まさにマーキングペンのルーツ。それが今も変わらず売られている。もちろん、使われている。引っ越しなどの日常からイベント時、太めの字で書こうと思ったらこれですね。魔法のように描けるということが売りの「マジックインキ」という商品名は、俗称「マジック」となった。その後、より繊細に描ける対抗商品が幾つも出てきたが、やはりイザという時にこれは欠かせない。生活の中での常備薬的存在となった。

担当審査委員| 内藤 廣   川上 元美   黒川 玲   稲葉 賀惠  

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