GOOD DESIGN AWARD

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CC

2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ダウンロードの様子をウェブサイト上に可視化する取り組み [灯プロジェクト x Firefox3]
事業主体名
慶應義塾大学環境情報学部筧康明研究室
領域/分類
新領域 - 先駆的、実験的なデザイン活動
受賞企業
慶應義塾大学 (神奈川県)
受賞番号
08D18036
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

灯プロジェクトとは、人々のウェブアクセスの様子を可視聴化する取り組みです。これまで文字情報でしかなかったウェブアクセス情報が視聴覚を介することで身体的な知覚を伴った新たな体験を与えます。そしてこの体験は、文字情報だけでは知ることが難しかった臨場感や雰囲気を伝え、新たな事象の発見にもつながる可能性があると考えています。今回は特に2008年6月に公開した Firefox3 のダウンロードの様子を対象としています。人々が Firefox3 をダウンロードした際のアクセスポイントからおおまかな地域を特定し、時系列に沿って地図上に可視聴化します。

プロデューサー

慶應義塾大学環境情報学部 専任講師 筧 康明

ディレクター

慶應義塾大学環境情報学部 専任講師 筧 康明

デザイナー

筧康明、あかつか だいすけ、平山 詩芳(慶応大学SFC)、橋田 朋子(東京大学)

筧 康明

詳細情報

http://tomoshibi.mozilla.jp/about.html

利用開始
2008年6月17日
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

http://tomoshibi.mozilla.jp/

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

インターネットが普及しウェブページの重要性が高まる中で、その閲覧ツールであるウェブブラウザも同様に注目されてきています。本プロジェクトでは、ウェブブラウジングの新たなスタイルの提案として、Webを見る・見られるという行為に対して新たな価値を与え、さらにはWeb閲覧行為を通して場所を隔てた緩やかなコミュニケーションを生むことを目指しました。

デザイナーのコメント

コマンド tail -f ウェブアクセスログファイルを行うと、ウェブアクセス状況がリアルタイムにわかります。それはつまり、今まさに誰かがアクセスしている証です。そういった興奮をもっと身体的な感覚を通して味わってみたいと思いからこのプロジェクトは生まれました。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

一般のWeb閲覧ユーザ、実世界における参加者、さらには対象となるWeb管理者の3つの視点からプロジェクトを構成しました。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

Webユーザには、Webアクセスという何気ない行為が、地理情報と共に可視化されることで、実世界とデジタル世界での行為をより関連づけて捉えることを可能にしました。実世界における参加者にとっては、直感的な操作から不特定多数のユーザとの場所を隔てたインタラクションが可能です。さらに、Web管理者にとっても、アクセス情報をより分かりやすく・楽しく知ることができるようになるという付加価値を提供します。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

灯プロジェクトは、Web世界での行為が実世界を彩り、実世界での状況がWebを変えるような相互効果を与える新たな枠組みの提案です。

その問題点に対し、どのように対応したか

近年、Webをはじめとするデジタル世界と実世界が独立して発展を遂げ、時に乖離した存在として捉えられる傾向があります。

審査委員の評価

これからの情報技術の方向性の一つは、ネットワーク上の仮想空間と我々が普通に生活する現実空間の融合である。ネットワークにおける様々なバーチャルな活動を、現実空間に可視化する本試みは、Webブラウザの新たなスタイルの提案としても評価できる。

担当審査委員| 内藤 廣   生田 幸士   原島 博   日高 一樹  

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