GOOD DESIGN AWARD

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2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
展覧会鑑賞支援ツール [おもしろびじゅつ帖]
事業主体名
サントリー株式会社
領域/分類
移動・ネットワーク領域/コミュニケーション - 企業などがおこなう広告・広報・CSR
受賞企業
サントリー株式会社 (大阪府)
受賞番号
08C16026
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

サントリーの次世代育成拠点として、当美術館は「いつでも、こどものいる美術館」を目指しており、楽しみながら美を愛する心を育む活動の一環として、展覧会ごとにその企画内容にあわせて「おもしろびじゅつ帖」を制作し、中学生以下の来館者に無料で配布している。館蔵品に由来したキャラクターが登場し読んで楽しく、家に持ち帰っても楽しめるよう、組み立てると屏風になったり、着せ替え人形になっていたりなど、遊びも取り入れた仕様にしている。また、このツールを通して古美術品の取り扱いや展覧会の途中で展示替えをする理由、展覧会を鑑賞する際に気をつけてもらいたいことを伝えている。

プロデューサー

サントリー美術館

ディレクター

サントリー美術館学芸員 土田ルリ子、サントリー美術館クリエイティブディレクター 米嶋剛、サントリー美術館アートディレクター 藤田隆、S2株式会社代表取締役 迫村裕子

デザイナー

有限会社文京図案室 デザイナー 三木俊一、イラストレーター 川口澄子

詳細情報

http://suntory.jp/SMA/

配布開始
2007年3月30日
価格

0円

販売地域

日本国内向け

設置場所

サントリー美術館

問い合せ先

サントリー株式会社 サントリー美術館
URL: http://suntory.jp/SMA/

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

当美術館の基本理念やミュージアムメッセージ、展覧会の意図について、館蔵品に由来したキャラクターによるクイズを楽しみながら、簡単な工作や遊びの仕様を通じて、小中学生に理解してもらいたい。さらには、日本の暮らしの中で培われてきた伝統的な美や技に対する興味を喚起し、それらのものに出会える場が当美術館であることを理解してもらえればと思っている.

デザイナーのコメント

子供向けの教育ツールではありますが、常に子供に迎合するような仕上がりにならないように注意しています。デザインする媒体の対象が大人であろうと、また子供であろうとも、その対象の趣向性を押し付けるより、そもそもデザインすべき素材(展覧会のコンセプトや展示されている作品の世界観)を丁寧にくみ上げることを重視しました。その上で親しみやすさと、サントリー美術館の持つ上質なイメージを共存させています。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

父母や祖父母等の大人と一緒に来館した中学生以下の児童、特に小学校中・高学年を想定。日本の伝統的な美に触れたことはほとんどなく、そのような作品が展示されている空間も初めてかもしれない子供たちが、美術館に興味を持ち、また足を運びたくなる気持ちになってもらえることを目指した。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

展覧会の企画意図・展示作品にあわせて、毎回異なる形態を提示するとともに、館蔵品をモチーフにしたキャラクターたちが登場して、好奇心いっぱいに日本の美術・文化についてやりとりを展開する。また、展覧会の作品を使ったクイズや、ぬりえ・着せ替えなど簡単な工作を取り入れ、家に持ち帰っても楽しんでもらえることを目指している。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

「おもしろびじゅつ帖」に触れることで、日本美術に興味を持ってもらえることを目指して制作している。展覧会の企画意図、展示作品に合わせ毎回異なる形態を提示し日本美術や文化に触れてもらうこと、美術館を楽しむルールの理解、クイズや簡単な工作を取り入れて展覧会場だけでなく家に持ち帰って楽しみながら、当美術館および各展覧会のメッセージを理解してもらうことを目指している。

その問題点に対し、どのように対応したか

当館は日本美術の館蔵品を有する美術館で、もとは赤坂見附の社屋内にあったこともあり、来館者は中高年層の大人が大半で子供の姿はほとんどなかった。東京ミッドタウンに移転するにあたり、子供たちに日本美術に対する興味をもってもらいたい、ひいては「子供が楽しめる美術館」を目指したいということで、この「おもしろびじゅつ帖」や子供向けの日本の伝統文化に触れるワークショップをはじめた。

審査委員の評価

子供に向けての「おもしろびじゅつ帖」であるが、そのクオリティは決して子供だましではなく丁寧に仕上がっている。美術になれ親しんでもらうためにデザインで貢献できる活動の一つだ。

担当審査委員| 永井 一史   佐藤 可士和   佐藤 卓  

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