GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

このページの画像、テキストの無断転載を禁じます。 (C)JDP All rights reserverd.

受賞対象名
自然立地型のリゾート開発 [羽鳥湖高原レジーナの森]
事業主体名
東京建物株式会社
領域/分類
社会領域 - 土木環境・都市計画・まちづくり
受賞企業
大成建設株式会社 (東京都)
東京建物株式会社 (東京都)
受賞番号
08B11021
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「人と自然の美しい共演」をコンセプトとし、自然と共生する上質なリゾートを目指して総合的な環境再整備を行った。敷地は、標高700mを超える羽鳥湖高原に位置し、周辺はミズナラの自然林が広がり、板小屋川が流れ、レイクレジーナ(人造湖)が存在する豊かな環境である。今回12年前に整備した温浴施設を倍増させ、川の対岸にプール棟、湖の高台にレストラン棟、ミズナラ樹林に埋め込むようにドーム型の宿泊施設を新設し、集客力を大幅にアップさせた。施設の充実化とともに、敷地全域のランドスケープの再構築を行い、シバザクラのマウンド、ハーブガーデン、デッキブリッジ、湿地園の整備を行い敷地内の散策回遊動線を創出した。

プロデューサー

東京建物株式会社 リゾート事業部 リゾート事業部長 徳永篤彦、グループリーダー 別能一弘、武山景一

ディレクター

大成建設 設計本部 建築Gr 副統括 今里清/ランドスケープデザインGr プロジェクトリーダー 蕪木伸一

デザイナー

大成建設 設計本部 ランドスケープデザインGr プロジェクトリーダー 蕪木伸一/設計本部 建築Gr プロジェクトリーダー 平井浩之/土木設計部 設計計画室 課長 関文夫

平井&関&蕪木

詳細情報

http://www.reginaforest.com/

利用開始
2007年4月28日
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

福島県岩瀬郡天栄村大字羽鳥

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

開放感あふれる大地と大きな空、そして周囲のミズナラ樹林、渓流板小屋川、レイクレジーナといった豊かな自然環境を最大限に活かし、自然を体験し、森の生活を楽しむ「人と自然の美しい共演」を目指した上質なリゾートの形成である。当計画地の爽やかで清らかな自然環境を持続させ、自然のダイナミズムや多様性を大切にした豊かな空間性、周囲の山々や空を取り込んだ大らかなランドスケープデザインを心がけた。

デザイナーのコメント

建築、緑、構造物、そしてサインや照明にいたるまで総体としてのランドスケープを実現し、シンプルであるが、豊かでミニマルなデザインを試みた。自然には多様な表情があり、樹林に差す木漏れ日、川の清流が醸し出す清涼感や音、湖を中心とした明るさや開放感、貴重な小動植物が生息する湿地など、光の明暗、スケール感の対比、野生、青空と満天の星空など自然の豊かな表情やコントラストをデザインに取り入れた。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

地域的には、地元、首都圏、南東北圏からの来訪を想定し、ファミリーからカップル、社会人団体、リタイヤした高齢者など幅広い年齢層を対象としている。具体的には、地元の婦人・老人会、家族連れの宿泊やキャンプ、日帰り観光客、隣接する別荘地のオーナー、または、冬場のスキー客などである。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

大自然をフィールドに、五感で楽しみ、全身で遊べる通年型リゾート施設である。周囲の山並み、レイクレジーナや樹林など豊かな自然景観を楽しみ、四季折々の多様な表情に触れながら、自然を体験し環境を学習する機会を提供している。湖畔のロッジ、樹林の中のドームハウスやオートキャンプ場などニーズに合わせた宿泊施設や、シバザクラ散策、テニス、カヌー、釣り、サイクリング等様々なアクティビティの場を創出している。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

自然景観に配慮した建築外観デザイン、木立を保存し活かした施設配棟計画、自然景観のダイナミズムを与える大地のアンジュレーションや湖の水面、山から染み出す湧水を使った流れのデザイン、自然と融合したサインなど素材や形態に十分配慮しながら、トータルとして魅力的なランドスケープを実現。敷地の生態環境調査を行いながら、貴重種や独自の環境形成要素を特定し、将来を見越した持続性の高い環境再整備を行った。

その問題点に対し、どのように対応したか

敷地の持つ景観、地域性や自然のポテンシャルの高さをいかに継承し、施設整備に反映するかが課題であった。当地ならではのアイデンティティの確立、それは穏やかな山並みや大きい空、水面、ミズナラ樹林からなる大らかさであり、清楚さ-を確立し、来訪者の心を開放し、自然とのふれあいから楽しみや感動を与える。地域と自然を生かすという視点で、自然特性を解明しながら様々な構成要素を総合化するということを目指した。

審査委員の評価

雄大で美しい自然環境と人の共生を最優先し、ミニマルなデザインを心がけている。ともすればデザインという名のもとに不必要な付加をつくる事例が多い中で、敢えて何もしていないように見せつつ、自然や生態系に細かな配慮し、目立たなくもコンパクトにまとめられた施設など成熟した大人のデザイン力を感じる

担当審査委員| 田中 一雄   隈 研吾   黒川 玲   南雲 勝志  

ページトップへ