GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

このページの画像、テキストの無断転載を禁じます。 (C)JDP All rights reserverd.

受賞対象名
デジタル式歯科用パノラマ・断層撮影X線診断装置 [パノーラ19イプス]
事業主体名
株式会社吉田製作所
領域/分類
社会領域 - 医療・福祉に用いられる機器・設備
受賞企業
株式会社吉田製作所 (東京都)
受賞番号
08B10013
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

パノーラ19EPSはデジタル画像で歯列をパノラミック撮影するための歯科用X線診断装置であり、特徴として撮影のための歯列位置付け(あごを固定するための位置決め)を顔画像から自動的に判断し、ずれているかいないかをモニター表示でアドバイスする機能(=EPS機能)を有する(EPS機能:EPSとはEASY POSITIONING SYSTEMの略)。この機能により、歯列位置付けが簡単、確実になり、また画像をLCD表示することにより操作者は患者さんとの身長差による影響を受けずに、楽な姿勢で位置付け作業を行なうことを可能にした。

プロデューサー

株式会社吉田製作所 テクニカルセンター 次長 竹本照美

ディレクター

株式会社吉田製作所 テクニカルセンター デザイン室 課長 深澤太郎/診断2課 課長 友江剛

デザイナー

株式会社吉田製作所 テクニカルセンター デザイン室 主任 王海寅

詳細情報

http://www.yoshida-net.co.jp/jp/products/roentgen/panoura19eps/index.html

発売
2007年11月15日
価格

5,580,000円

販売地域

日本国内向け

設置場所

歯科医院

問い合せ先

株式会社吉田製作所 営業本部 営業部
URL: http://www.yoshida-net.co.jp

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

レントゲン撮影における、操作者と患者さんがそれぞれ快適であるという目標達成のために撮影時間の短縮、楽な姿勢、操作が簡単、再撮影をしないといった課題を解決するよう開発を行った。ユーザーに対する快適、先進の機能をR形状を用いて表現した。

デザイナーのコメント

ユーザーアンケート調査を行なったところ、位置付けを行なうのは衛生士の方が多く、また約8割の方が位置付けの不備による再撮影の経験があることがわかった。状況を改善するために2台のCCDカメラで患者さんの顔を撮影し、表示される画像から正しい位置付けをアドバイスする画像認識技術を搭載した。操作者は患者さんとの身長差による影響を受けずに楽な姿勢で撮影条件を整えることが出来、正確な画像取得を実現した。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

使用及び利用者;歯科医師、歯科衛生士、患者 使用環境:歯科医院内のX線室(X線管理区域)

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

歯列のレントゲン撮影は患者の位置を固定する「位置付け」という作業が必要であるが、身長に合わせて撮影ヘッドを上下させ、あご固定し正中線(顔の中心)を合わせるといった熟練作業を要する。モニターに映る映像を確認しながら作業をすることにより、確実な位置付けができかつ患者さんを拘束する時間を短縮させた。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

歯列位置付けにカメラシステムを使用し撮影前の位置付けにてカメラで撮影された顔をモニタに表示し、画像処理によって誘導サポートできる機能を備えた。従来難易度の高かった位置付けを装置側で誘導することにより術者は安心して位置付けを行うことが出来るようになった。顔画像を表示するモニタはタッチパネルになっているため、複雑な操作もモニタに表示されたパネルスイッチや表示により、インタラクティブな操作を可能にした。

その問題点に対し、どのように対応したか

従来のパノラマレントゲン装置の場合、撮影前に患者さんを装置内に導入して 患者さんの顔位置を所定の位置へ位置付けする際、レーザービームを基準として使用していた。しかし、レーザービームを使用した位置付けは難易度が高く、熟練した術者が必要であった。また操作は主にボタンやジョイスティックを中心とした操作系でまとめられ、複雑な操作を行うときには、難しさや煩わしさがあった。

審査委員の評価

ユーザーアンケート調査に基づく、再撮影の問題に対して、顔画像から自動的に判断し、ずれをモニター表示でアドバイスする機能により解決している。このことにより、歯列位置づけが簡単確実になり、また画像をLCD表示することにより検者は被検者との身長差による影響を受けずに、楽な姿勢で位置づけ作業を行なえるなど安全と安心への取り組みを評価。

担当審査委員| 森山 明子   大月 ヒロ子   福田 哲夫   渡辺 誠  

ページトップへ