GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

このページの画像、テキストの無断転載を禁じます。 (C)JDP All rights reserverd.

受賞対象名
集合住宅 [汐留MKタワー]
事業主体名
大成建設株式会社
領域/分類
生活領域 - 戸建て住宅、集合住宅
受賞企業
有限会社マック・エンタープライズ・コーポレーション (千葉県)
大成建設株式会社 (東京都)
受賞番号
08A05074
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

都心の狭小地におけるペンシルマンション(1フロア1住居、SOHO利用、賃貸)。(1)都市の雑然に紛れ込まない存在感ある外観、(2)狭小平面形を整理し、1フロアーの貸室面積を最大限確保、(3)SOHO利用を想定した間取り、(4)イタリア街区への眺望の確保、の4点を設計主旨とし、(1)は目地の出ないアルミの外装材をオリジナルで考案 (2)は共用縦動線を効率よく配置 (3)は水廻りを可能な限りコンパクトに収め、残りの部分をシンプルなワンルームとする (4)は見晴らしの良いピクチャレスクな大開口を1箇所に限定し、残りをSOHO利用に有効な壁面として残すことで解決しました。

プロデューサー

大成建設株式会社 設計本部 建築設計統括 芝山哲也

ディレクター

大成建設株式会社 設計本部 建築グループ プロジェクトリーダー 杉江大典

デザイナー

大成建設株式会社 設計本部 建築グループ アーキテクト 西田勇人

利用開始
2007年4月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都港区浜松町

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

狭小敷地に立つ賃貸事業の為のビルの宿命として、その敷地形状が建物平面形を決定し、容積率が高さを決定するという都市計画の与条件によりその建物の形状はほぼ決まってしまう。ここではその形状に抗うことなく、素直に受入れ、目地の無い縦長外壁と縦連装窓によるシンプルな構成により、形状の特徴を際立たせることに注力した。この建物は既に決定付けられた搭状建物のデザイン手法を提案するものである。

デザイナーのコメント

多角形の平面形状と極端に塔状比が高いのがこの建物の特徴となっています。それを際立たせる為に、外壁に横張りスパンドレルを採用し、通常なら入る外壁の目地を消去しました。スパンドレルは特注でほりを深くした物を作ることで、細かい影ができ、下から見上げるとその影がだんだん濃くなるグラデーションの効果や、アルミが周囲の色を微妙に反射して、時間や、天気、見る場所によって様々に変化する繊細な外壁としました。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

敷地は、旧汐留貨物駅跡地から浜松町駅に至る31haにおよぶ広大な敷地を11の街区の集合体として開発する汐留地区再開発地区「シオサイト」内の一画、通称イタリア街区内の立地と、ワンフロア15坪という小規模の貸室面積を勘案し、SOHO利用を想定した賃貸マンションとして計画した。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

建物の用途設定をSOHOマンションとすることで、JR新橋、浜松町のほぼ中間に位置し、敷地徒歩10分圏内に4線9駅という利便性の高さとイタリア街区という新しい街に住まう快適性の両方を確保。都心型の就労スタイルを確立することに成功している。周囲の雑多な風景と差別化を図る外観は、建物自体がSOHO企業のための広告塔の役割も果たしている。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

この建物の印象を特徴づける外観は、日本の家屋の外壁に伝統的に使われている「下見板張り」を現代的な素材でリファインしたものです。外壁のアルミスパンドレルの断面形状は下見板のそれを、よりピッチの細かいもので再現することで彫りの深いものとし、下から見上げたときの建物全体のグラデーション効果や、見る場所、時間、気候によって様々に変化する繊細な外壁としました。

その問題点に対し、どのように対応したか

日本建築の伝統の継承の一環として、日本建築の伝統工法を現代建築に参照できないか思案しました。

審査委員の評価

住まいなのかオフィスなのかはっきりしないSOHO賃貸マンションが近年登場してきているが、汐留MKタワーはまさにこの立地にふさわしものとして成立している。ディテールの納まりもとても綺麗にデザインされている。

担当審査委員| 難波 和彦   芦原 太郎   高橋 晶子   手塚 由比  

ページトップへ