GOOD DESIGN AWARD

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CC

2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
店舗併用集合住宅耐震改修増築工事 [ティーティ-スペース]
事業主体名
豊田 開作
領域/分類
生活領域 - 戸建て住宅、集合住宅
受賞企業
株式会社吉富興産一級建築士事務所 (東京都)
受賞番号
08A05051
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

昭和48年に建築された店舗併用集合住宅の再生プロジェクトです。新耐震法以前の構造水準を現基準の水準に適合させ、供給スペースを効率利よく利用する為、増築を併せて計画する。設備・機能面のインフラを改善しこれからのインタラクティブに対応できるようなキャパシティを確保する。30年余に亘り駅前商店街の一角を担って歴史を重ねて来た建物を、造り替えずに新たな装いを施し近隣への環境変化を変えないように配慮し、再生後今まで以上にその役割を永く果たせるようにデザインにも注力して進めた試みです。

プロデューサー

中嶋 誠司

ディレクター

澤口 直樹

デザイナー

澤口 直樹

澤口直樹

詳細情報

http://www.yoshitomi-kosan.co.jp/project.html

利用開始
2008年6月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都世田谷区等々力2-32-9

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

高度成長期前後に鉄筋コンクリート造や鉄骨造の民間個人によって建設されたビル等は、安全性や、機能面に問題を抱えたままその役割を果たせなくなりつつある。再開発や建て替えによって供給を増やすことを目的に、スクラップ&ビルドが繰り返されることが日常であるが、消耗を減らし費用対効果の向上を図り、構造・機能を充分な水準に引き上げ、デザインを高めることによって今まで以上にその役目を担えるよう再生させる。

デザイナーのコメント

老朽化しているコンクリート造や鉄骨造において構造体に、適切に処理をすればまだ安全に活用できる建物が多い中、既存建物の再生や修繕するための法的整備や行政手続きのガイドラインが確立されていない現状と、資産価値としての築年数の弊害による資金調達の難航などの問題点を乗り越え、3年の長い設計期間と一年の工事期間を経て、なんとか先代の残してくれた建物を再生したいという、所有者の想いに応えることができた。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

駅前商店街の立地条件から活性化を図るためのシンボリックなファサード。賃貸住居部分はSOHO可能で最小単位家族の構成が必要にして充分に居住可能である。職.住、ハード&ソフトの分離したゾーニングを可能にし、駅至近の利便性にロケーションや環境を重視する利用者にも応えられるスペースの提案。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

SOHOとして外部に向けコマーシャル的な情報を発信できるファサードと、都市部に珍しく残された、等々力渓谷の林冠を望めるローケションを取り込める開口部を独占できる環境。住宅設備機器を機能と意匠を両立させて、SOHO等の利用のプレゼンテーションの妨げにならないようなレイアウトとデザイン。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

賃貸業の修繕に発生しやすい消耗品や廃棄物を極力低減し、ローテクによって修繕可能なインフィルの構築を目指しました。利用者の使用環境の水準を高くするための費用面においても工夫して、デザインに注力しました。

その問題点に対し、どのように対応したか

消耗すること、制作側の効率化を前提に計画・開発された建設のシステムやアッセンブリーを前提とした、メンテナンスに疑問を感じている。使用者や利用者の立場や環境面の配慮より、あまりにも供給側の利益を優先している現状を問題に思う。

審査委員の評価

わかりやすいリノベーションの好例。建物軽量化による耐震改修スペックの適正化、鉄骨部分の増床など、ハードルの高い再生事業を現実化する工夫を重ねていることと、大変すっきりした印象となったファサードの意匠を評価した。

担当審査委員| 難波 和彦   芦原 太郎   高橋 晶子   手塚 由比  

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