GOOD DESIGN AWARD

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2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
外国人向け賃貸住宅 [QUON南麻布]
事業主体名
株式会社シンプレクス・インベストメント・アドバイザーズ
領域/分類
生活領域 - 戸建て住宅、集合住宅
受賞企業
株式会社竹中工務店 (東京都)
株式会社シンプレクス・インベストメント・アドバイザーズ (東京都)
受賞番号
08A05044
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

港区広尾の緑豊かな環境に建つ、オーナ住戸と外国人向け賃貸住戸をもつ集合住宅である。敷地は丘の上にあり、南側にフランス大使館の森が広がっている。住戸計画は1フロアあたり戸数を3戸?4戸と少なくし、1住戸あたりの間口を約19m以上確保し、各部屋を雁行配置することで、どの部屋の開口部からも、目の前の森を捉えることができるようにしている。また、住人動線の正面には、必ず「前庭」「光庭」「緑」「アート」を配置し、「光の抑揚」がある印象的なシーンが展開する空間構成をとっている。外装は、一つ一つ職人の手による表情をもつタイルと左官職人による櫛引による構成とし、工業製品にはない表情を創りだしている。

プロデューサー

株式会社シンプレクス・インベストメント・アドバイサーズ 開発企画一部 部長 小野寺 一白

ディレクター

株式会社竹中工務店 設計部 副部長 澤田 勝

デザイナー

株式会社竹中工務店 設計部 担当 梅野 圭介

澤田 勝・梅野圭介

利用開始
2007年3月31日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都港区南麻布

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

日本の住宅が大切にしてきた「緑環境を十分に生かし、内外一体となった住戸空間を作ること」、「光の抑揚を感じる空間を作ること」、工業製品にない「手の跡が残る素材」で空間を構成することで、人間が心地よく感じる日本の住宅の良さを集合住宅に適用することを目指した。

デザイナーのコメント

一つ一つの素材の持つ力、一つの開口部が持つ力を信じている。敷地に建ち、開口位置を決め、そこから入る「光の抑揚」をスタディした。その光を受け止める素材は、工業製品ではなく、「手の跡がのこる素材」を選んだ。特に、タイルの色、形状は試行錯誤を繰り返し、色は、日本の墨色を目標とし、少し紫がかった黒の色を創り上げた。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

都心にありながら、静寂で緑豊かな環境をもち、そして、小規模(14戸)でありながら、水周りが充実した4ベットルームの住戸を必要とする、外国人を対象とした。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

1戸ごとの開口から森が見える方向を慎重に、検討することで、どの住戸からも、都心にありながら、緑環境を享受することができ、また、リビングと繋がるバルコニーには、室外機等の騒音を発生させるものは、全て、屋上に移動することで、純粋に森とのつながりを楽しむ空間を提供できた。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

住人の動線の正面に、必ず「自然光」「緑」「アート」「光庭」を配置する計画とし、印象的なシーンが展開していく多重的な空間構成とることで、日本の住宅が持っていた「奥深さ」を感じられる様にした。また、工業製品ではない「手の跡が残る素材」で空間を構成することで、その素材に込められた時間と人に思いを馳せることにより、「奥深さ」を感じられる様にした。

その問題点に対し、どのように対応したか

日本の住宅が持っていた、空間に対する意識「光の抑揚」「庭・風景との一体感」「手工業的素材」を再解釈し、集合住宅に適応することを課題として取り組んだ。また、2?3の開口面や光庭を持つことで自然通風ルートを確保し、自然採光による 照明電力の低減を図ることを課題とした。

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