GOOD DESIGN AWARD

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2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
竿先ライト [Panasonic BF-8801, BF-8802, BF-8803]
事業主体名
パナソニック株式会社
領域/分類
身体領域 - 趣味やスポーツに用いられる道具・機器
受賞企業
パナソニック株式会社 (大阪府)
受賞番号
08A01046
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「投げ釣り」という釣法では、魚の引きを竿先のわずかな動きで捉えて魚のアタリを合わせる。夜釣りでは、竿先が見えづらいので、今までは竿先にケミカルライトという化学発光品を取り付ける釣り人が多かったが、本品は電池でLEDを発光させるため、ケミカルライトより発光時間が長く(ケミカルライトの約4倍)釣り人の使用時間に合わせて何度でも電源の入切が可能。また、電池を交換すれば本体を繰り返し使えるため経済的。発光色は赤・緑・黄の3色があり、複数の竿を出しても色を使い分ければ魚が引いた竿がわかりやすい。ウレタンパッドをはさんで竿に装着するため、竿の太さが異なる市販のほぼ全ての竿に装着可能。ピンリチウム電池使用。

プロデューサー

パナソニック株式会社 エナジー社 乾電池BU BU長 黒河 満

ディレクター

パナソニック株式会社 デザインカンパニー AVCネットワークデザイン分野 AVCNモバイルグループ 時岡 英互

デザイナー

パナソニック株式会社 デザインカンパニー AVCネットワークデザイン分野 AVCNモバイルグループ 小谷 昭彦

詳細情報

http://panasonic.jp/flashlight/

発売
2008年3月15日
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

釣り人が今まで使用していた、竿先に取り付けるケミカルライトは、発光時間も短く(約4時間)使い捨てで、一度発光させると消せないので、途中で釣りをやめても捨てるしかなくゴミになり不経済でもあった。電池さえ取り替えれば何度でも使えるLEDを用い、長時間使用(約15時間)ができる「竿先ライト」の開発により、経済的にも、環境にもやさしい釣具の実現を目指した。

デザイナーのコメント

海外のアウトドア業界は環境負荷の軽減に熱心であるが、国内の釣り業界では一般的にメーカーの取り組みが弱いように感じる。釣りにしても登山にしても、皆が楽しむフィールドは自然そのものであり、我々アウトドアズマン自身が強くそのことを意識せねばならない。アウトドア商品の開発に携わる私にとって、本品の開発を通じてその事を強く再認識するとともに、本品が少しでもそのお役に立つ事を願っている。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

釣りの中でも「投げ釣り」と呼ばれる分野の釣り人を対象にしている。「投げ釣り」とは、ウキをつけずに遠くのポイントに餌を投げ込み、魚のアタリを竿先のわずかな動きで捉える釣法である。釣れる確率を上げるために、ひとりの釣り人で3?4本の竿を出すのが一般的である。夜釣りの時は竿先が見えないので、竿先に小さなケミカルライトを取り付けてアタリをとるのが現在は主流。オールナイトで釣りを楽しむ人も多い。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

今までのケミカルライトは使用時間が4時間と短く、オールナイトで釣ると必ず取替えが必要になる。また、途中で釣りをやめればまだ発光していても捨てるしかない。本品を使用すれば、発光時間が15時間と長くオールナイト時にライトの取替えが不要になり、釣りをやめた時も電源を切れば電池をムダにする事なく次回の釣りに使用できる。加えて、ランニングコストはケミカルライトの約半分(当社計算式による)であり経済的である。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

ケミカルライトのように本体をそのまま捨てるのではなく、電池のみ交換する方式を採用、発光部とケースは捨てないで繰り返し使用できるようにした。また、電気ウキで使用している当社独自のピンリチウム電池を採用する事により、スイッチなど余計な構造物を使わずに小型化・低価格化を図るとともに、釣り人が電池の抜き差しだけで簡単に電源を入切できるようにした。温度や経年変化での劣化もほとんどない。

その問題点に対し、どのように対応したか

今までのケミカルライトは暗くなると交換、使ったものは捨てるというのが当たり前で、心ない釣り人により釣り場に放置される例も散見された。また、夜が明けてくるとライトは不要になり、使用途中でまだ発光していても捨てざるを得ず、エネルギーのムダが生じていた。また、ケミカルライトは発光体そのものが化学物質のため使用期限があり、季節の温度変化により発光力が弱くなるという問題もあった。

審査委員の評価

使い捨て型ケミカルライトから電源の入切が可能な繰り返し使用可能な電池式LED竿先ライトに改良することで、経済性と環境負荷の観点から無駄の削減に努めている点を評価。

担当審査委員| 左合 ひとみ   井上 斌策   岩崎 一郎   川島 蓉子  

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