GOOD DESIGN AWARD

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CC

2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
歩行補助車 [キャリーナウォーカー]
事業主体名
タカノ株式会社
領域/分類
身体領域 - 高齢者、ハンディキャプトに配慮した道具・機器
受賞企業
タカノ株式会社 (長野県)
受賞番号
08A01031
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

加齢を重ねると、残念ながら足腰の障害に悩まされる方が増加してまいります。この衰えをカバーする為に、杖や歩行補助具を使用することになりますが、シルバーカーは圧倒的に女性が使用しております。男性高齢者は矍鑠を誇示したいという願望が強く、現存のシルバーカーでは乳母車的イメージが強い上に、花柄などの女性対象と思われるものが多く、利用意欲は喚起しません。このような問題の解決として、近代的でスタイリッシュな男性向けデザインとし、機能面においても、高齢化が進む都会にあって、持ち運びや収納が容易な折りたたみ構造とし、更にショッピングバッグや散歩の際の小休憩用椅子も装備した機能となっています。

プロデューサー

タカノ株式会社 健康福祉部 木村義雄

ディレクター

有限会社デザイン・リサーチ・ネット 山本武人

デザイナー

タテベデザイン 建部乙彦+タカノ株式会社 健康福祉部 下平智弘

詳細情報

http://www.takano-hw.com

発売
2007年8月1日
価格

39,900円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

シルバーカーを使用しない傾向にある男性にも受け入れられるような、スマートでスタイリッシュな意匠と機能を備えること。そして、歩くことに多少の不安を感じ、外出が遠のいている高齢者に、都会の中で使用しても違和感が無く、外出することの楽しさを再認識してもらうシルバーカーを提供する。

デザイナーのコメント

下記の内容に注力し構想の具現化を図りました。1.既存介護用品のイメージから脱却し、男性ユーザーの共感誘うスタイリッシュで新規性にとんだ意匠を志向する。2.ユーザー特性を加味し安全性・堅牢性を重視して、使用場所を選ばず、簡単なホールディング機構やネスティング機能も考慮した構造を追求する。3.ユーザーの身体特性への対応として、ハンドルの昇降機能の実装等エルゴノミックス面での配慮も充分におこなう。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

男性高齢者で、身体的衰えによって歩行に多少不安を感じる要介護軽度の方で、現行市販補助具では女性向の傾向が強く、使用するのに抵抗感を持っている方々。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

現行市販補助具の使用には抵抗感があって、不自由な行動を余儀なくされ、外出にためらいがあった方々に、外出への安心感と楽しさを体験すると共に、マッチングした補助具を使用することにより、周囲への存在感を誇示できる。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

1. 社会文化の視点から男性がシルバーカーを使わない理由を解決する。そのために 1)スイリッシュなデザインを考案した。2)スマートな操作性を考案した。2.素材は再利用可能なアルミニウムと樹脂を使用している。アルミニウムは材料中に20%リサイクル材を使用しており省エネに配慮している。素材ごとへの分解、分別も可能な構造で使用後のリサイクルを考慮した設計になっている。

その問題点に対し、どのように対応したか

1.社会文化の視点から男性が胸を張って、シルバーカーを押すという習慣を作り出す。2.地球環境の視点として地球環境に優しい製品を作り出す。

審査委員の評価

足腰の衰えた男性高齢者の心理面に着目し、歩行補助具のイメージから脱却したスタイリッシュな外観が好ましい。持ち運びや収納が容易な折りたたみ構造、ショッピングバッグや散歩の際の小休憩用椅子も装備しているなど機能面も充実。安全性や堅牢性も考慮され、高齢者が違和感なく活発に外出するための優れた道具としての役割を担っている。この分野のデザインに必要なユーザー心理への的確な配慮が行きている秀作。

担当審査委員| 左合 ひとみ   井上 斌策   岩崎 一郎   川島 蓉子  

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