GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
歩数計 [スリムスティック WZ800S、WZ810N、WZ820P]
事業主体名
セイコースポーツライフ株式会社
領域/分類
身体領域 - 身につける用品・生活雑貨
受賞企業
セイコーインスツル株式会社 (千葉県)
受賞番号
08A01015
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

歩数計=中高年向けツールというイメージを一新し、美容・健康・ダイエットという言葉に最も敏感な人=若い女性の使用に焦点を当て、デザイン、機能、携帯方法を一から構築しなおした新しい世界観の歩数計。スマートに楽しみながら日常的にウォーキングを行うための様々な配慮を施している。●コスメのカラーパレットのような色と、高い質感の作り込み。本体にメタルプレートを使用。●日常の「歩く」を「エクササイズ」として行うために必要・便利・効果的な機能を搭載。●様々なシーンで携帯できる形状・サイズと、選べる携帯方法。二軸センサー搭載、ストラップホール付き、オプションとして専用クリップ。(本体商品には付属しません。)

プロデューサー

セイコースポーツライフ株式会社 事業開発部 シニアマネージャー 田村いづみ

ディレクター

セイコーインスツル株式会社 デザイン総括部 コーポレートデザイン部 スペシャリスト 久米寿明

デザイナー

セイコーインスツル株式会社 デザイン総括部 ウオッチデザイン部 ウオッチデザイン一グループ 主任 寺島かおり

詳細情報

http://www.seiko-sl.co.jp/index.html

発売
2008年3月31日
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

歩数計のターゲットとして目を向けられていなかった若い女性が「これなら使いたい」と思う歩数計とは何か。ファッションに敏感な若い女性が愛用できるよう、機能やサイズ、細部への作り込みに徹底的にこだわった。歩数計に対するイメージ(=中高年向けのツール)を一新させ、また歩数計を常に持ち歩く携帯品の一つにすることで、日常生活の中の「歩く」に「エクササイズ」としての意味を持たせることがこのデザインの目標である。

デザイナーのコメント

自分自身、歩数計は気になるツールでありながらこれまで使ったことがなかった。その理由を追求し、自分も含むターゲットが「これなら欲しい」と思う要因、実際に使用した際に「これは使える」と思う要因を探究した。単にかわいい、きれいという外見のデザインではなく、「これを持ったら歩くことが楽しくなった」と思うことを目指した。多くの人にとって歩数計のイメージがポジティブなものになることを願う。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

これまで歩数計の使用想定者としてメインに捉えられてこなかった「若い女性」に焦点を絞った。ウォーキングは通勤・通学やショッピングといった日常生活の中で気軽にできるエクササイズであるにも関わらず、その補助ツールとなる歩数計は若い女性に倦厭されがちなイメージがある。「健康・美容・ダイエット」といった言葉に敏感な若い女性に、日常生活の中の「歩く」がエクササイズになる喜びを感じていただきたいと願っている。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

歩数計=中高年向けの健康ツールというイメージから若い女性にとって歩数計は手に取りにくい製品であり、また持っていてもなんとなく隠して使うといったネガティブな印象があった。日常の「歩く」を「エクササイズ」にする手助けとなる歩数計を、「健康な体こそおしゃれのベース」=「歩数計を毎日使用している私はおしゃれ」という新しい価値観を作り、ポジティブな気持ちでの若い女性の使用を可能にした。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

アクセサリー感覚で装着できるようサイズダウンに注力し、また徹底的に作り込みにこだわった。厳選した機能に絞り込むことで実現したチューインガムと同等のサイズ、本体前面に使用したメタルプレートによる高い質感、トレンドを追及したコスメイメージのカラー、従来の「腰のベルトへの装着」から「選べる装着方法」と、歩数計がファッションアイテムとなることを目指して開発を進めた。

その問題点に対し、どのように対応したか

健康維持や体力増進、メタボ対策などの重要性は中高年に限られたことではなく若い人にとっても必要である。一方若い女性の間では過激なダイエットで体を壊すといった問題が増えてきている。ウォーキングは日常的に気軽に行える無理のないエクササイズであり、その手助けとなる歩数計を、多くの人が多くの場面で使用できるようにするために、「歩数計=中高年向け」という限定的な使用者のイメージを払拭することが課題であった。

審査委員の評価

デザインが意図した通り、一見しただけでは歩数計とは思えない点で、新しいイメージを付加したプロダクトである。また、若い女性向けというと、パステルカラーや丸みを帯びたデザインになりがちなところを避け、カラフルな色使いを用いながらも、簡潔でシャープなイメージに収めた点も評価できる。ただ、“コスメのカラーパレット”と比すると、多少チープな印象もするので、そのあたりの上質感を高めていって欲しい。

担当審査委員| 左合 ひとみ   井上 斌策   岩崎 一郎   川島 蓉子  

ページトップへ