GOOD DESIGN AWARD

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2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
東京慈恵会医科大学 高次元医用画像工学研究所 [医用バーチャルリアリティ研究開発機構の構築]
部門/分類
新領域デザイン部門 - 新領域デザイン
受賞企業
東京慈恵会医科大学 高次元医用画像工学研究所 (東京都)
受賞番号
07D01018
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

基本となる4つの医用バーチャルリアリティ技術である、手術シミュレーション技術、手術ナビゲーション技術、四次元動作解析技術、手術ロボットマニピュレーション技術に関する研究開発を並行して遂行することのできる実験施設を一つの研究所の中に統合して構築した。そして、必要に応じこれらによる開発技術を単独もしくは組みあわせて外科、内科、整形外科など、幅広い臨床各科ごとの応用対象に適応させて効率よく応用できるような研究開発の機構をデザインした。さらに建物の機能として基礎的な研究開発だけでなく、臨床応用する前の検証法としてファントム実験から動物実験までを一つの建物の中でスムーズに実施できる研究機構を構築した。

プロデューサー

東京慈恵会医科大学 高次元医用画像工学研究所 教授 鈴木直樹

ディレクター

東京慈恵会医科大学 高次元医用画像工学研究所 教授 鈴木直樹

デザイナー

東京慈恵会医科大学 高次元医用画像工学研究所 講師 服部麻木、助教 鈴木薫之、助教 大竹義人

開始日
2006年4月1日

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

次世代の医療を実現させるためにはバーチャルリアリティ(VR)技術は大きな武器になるとかねてより考えてきた。そして幅広いバリエーションを持つ臨床医学に一日でも早くこの技術を実用化するために、VR技術を要素技術ごとに高速に開発し、臨床各科の幅広い要求に総合的に対応できるような新しい研究開発機構をデザインすることを心がけた。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.腹部外科から整形外科、耳鼻科まで幅広い領域で活用できる手術シミュレーション技術、身体動作各部の四次元解析技術が開発できる機構であること。
2.患者の身体部位の違いに関係なく、手術中の内部構造を重畳表示できるような直感型手術ナビゲーション技術が開発できる環境を構築すること。
3.幅広い領域に応用できる手術ロボットとこれをコントロールするためのVR画像誘導システム技術を開発できる環境を構築すること。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

まず研究所に幅広い生体のシミュレーションを実施できる、大型手術シミュレータを実装した医用VR実験室と全身動作を記録できる四次元動作解析室をデザインすること。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

実際の手術室と同様な環境でナビゲーション手術に必要な画像統合システムを検証でき、実践的な開発を行える機能を持つ実験室をデザインすること。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

手術ロボット開発において最も重要な、安定な状況下での動物体内でロボットの活動状況をモニタリングできる動物実験室をデザインすること

審査委員の評価

世界トップレベルの研究拠点をここまで育ててきた情熱と努力を高く評価したい。基礎的な研究開発だけでなく、ファントム実験から動物実験までを一つの建物の中にデザインした発想も斬新で高く評価できる。

担当審査委員| 赤池 学   生田 幸士   タナカノリユキ   西山 浩平   原島 博  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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