GOOD DESIGN AWARD

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CC

2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ピースキーピングデザインプロジェクト [プレフィルドシリンジキットのデザインによるワクチン接種のデザインシステム提案]
部門/分類
新領域デザイン部門 - 新領域デザイン
受賞企業
大阪大学大学院 川崎和男先端デザイン研究室 (大阪府)
受賞番号
07D01013
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

モノづくりを通じ、新しい平和維持活動へのデザイン展開を目指す「Peace-Keeping Design」プロジェクト。その一環としての、プレフィルドシリンジキットのデザインによるワクチン接種のデザインシステム提案である。感染症問題を抱える低開発国へのUNESCO・UNICEFとの共同事業による提供を想定し、低コストでの製造から適正な配布流通までをシステム化することをめざしている。接種キットのデザインを中心として、配送・管理を効率化するパッケージデザインおよび情報設計、汎用性の高い冷凍梱包運搬システム、廃棄計画など幅広い領域にデザインを導入し、デザインシステムとしての包括的な提案を実行している。

プロデューサー

大阪大学大学院 川崎和男先端デザイン研究室 教授 川崎和男

ディレクター

大阪大学大学院 川崎和男先端デザイン研究室 教授 川崎和男

デザイナー

大阪大学大学院 川崎和男先端デザイン研究室 教授 川崎和男

開始日
2007年12月

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

本提案は、従来の物資提供のみに注視しがちな平和維持活動から、その質的転換を目標とする。ワクチン接種をテーマに取り上げ、使用前後の針の安全性を向上させる機構や、低コストな製造性設計をめざし、デザインの問題解決能力による生産、搬送、実施、廃棄までの幅広いプロセスをディレクションするものである。接種システムの根源的問題を解決し、新しい平和維持活動へのデザイン展開の実践的事例とすることをめざしている。

使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

低コストでの製造および配布流通に則した形態およびシステムの設計が必要である

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

従来よりも安全に扱える製品として、使用後の針を安全に取り扱うシステムの構築が必要である

デザインが技術・販売等に対して行った提案

接種対象の大半を占める子どもたちに対して、注射行為の恐怖感を和らげるためのデザインアプローチが必要である

審査委員の評価

感染症に悩む低開発国への支援を、ワクチン接種キットというものづくりと融合させた点が評価できる。廃棄計画、アドプランまでを組み込んだデザインマネジメントシステムも優れている。

担当審査委員| 赤池 学   生田 幸士   タナカノリユキ   西山 浩平   原島 博  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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