GOOD DESIGN AWARD

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2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
人工炭酸泉製造装置 MR炭酸泉シリーズ [お湯に炭酸ガス(二酸化炭素)が高濃度に溶け込んでいる温泉(炭酸泉)を中空糸膜技術の応用により実現。ヨーロッパでは古くから効果が認められていた温泉を日本でも手軽に経験できるように装置を開発した。]
部門/分類
新領域デザイン部門 - 新領域デザイン
受賞企業
エムアールシー・ホームプロダクツ株式会社(三菱レイヨングループ) (東京都)
受賞番号
07D01011
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

人工炭酸泉には、1.実際の湯温よりも温かく感じる、2.副交感神経優位となりリラックスできる、3.弱酸性なので素肌に優しく、4.廃棄物である二酸化炭素の有効活用であるため、地球に優しいという特徴がある。MR炭酸泉は、お湯・浴槽・炭酸ガス・電気があれば、いつでもどこでも人工炭酸泉を供給でき、温度や濃度も好みに応じて調整可能である点が天然の温泉にはない魅力である。1.部分浴用から業務用多人数浴槽向けまでラインナップが充実、2.医療、福祉(訪問介護入浴)、スポーツや美容など幅広い応用分野に適用、3.集合住宅向けに炭酸ガス集中配管システム、戸建向けにボンベ内臓型装置など住宅設備としても利用可能とした。

プロデューサー

MRC・ホームプロダクツ株式会社 代表取締役 芝塚全功

ディレクター

MRC・ホームプロダクツ株式会社 設計部 部長 榊原 巨規

デザイナー

MRC・ホームプロダクツ株式会社 メディカル事業部 設計部 チーフ 深谷幹子

深谷幹子

詳細情報

http://www.mrc.co.jp/cls/sodabath

開始日
2005年11月26日

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

炭酸泉とは、炭酸ガスが溶け込んだ温泉のこと。1リットルに1000mg以上溶け込んだものは特に効果が高いと言われ、ヨーロッパでは療養に利用されてきた。日本でも手軽にどこでも炭酸泉を体験できるように、中空糸膜のガス透過技術を応用して連続的に人工炭酸泉を製造する機械を開発した。人工炭酸泉製造装置により、幅広いユーザーの要求に対応する「炭酸温浴」という新しいライフスタイルを提案した。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.人工炭酸泉は炭酸ガスを扱うので安全ため、余剰なガスの室内流入防止、水面からの蒸散が最小となる溶解方法を開発すること。
2.人工炭酸泉を導入しやすい条件を満足するため、室内でも使用できるようにコンパクトな大きさ、配管工事不要とすること。
3.人工炭酸泉を製造するための時間を短縮するため、温水の供給と同時に炭酸泉化する技術を開発すること。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

ユーザーが人工炭酸泉を家庭に欲しいと思うためには体験入浴できる場所が必要と考えた。身近な場所で手軽な料金で入浴できる温浴施設への導入を優先させた。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

ユーザーが人工炭酸泉の効果を理解するためには、人工炭酸泉研究会の研究発表の内容を分かりやすく伝えるための書籍発行や情報発信センターが必要と考えた。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

ユーザーが人工炭酸泉の利用方法を学ぶためには、ソフト(目的別の濃度、温度、時間、部位)の開発と、それをアドバイスする療法士(炭酸泉ソムリエ)が必要と考えた。

審査委員の評価

中空糸膜技術という基板技術を多様な新業態に展開した点を評価。中越地震被災地へ炭酸泉温浴を提供したCSR事業の取り組みも特筆できる。

担当審査委員| 赤池 学   生田 幸士   タナカノリユキ   西山 浩平   原島 博  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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