GOOD DESIGN AWARD

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2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
社交ダンスパートナロボット -PBDR- [人間の意図を推定して社交ダンスを踊るダンスパートナロボット]
部門/分類
新領域デザイン部門 - 新領域デザイン
受賞企業
東北大学 (宮城県)
野村ユニソン株式会社 (長野県)
株式会社トロワゾ (東京都)
受賞番号
07D01002
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

人間の意図を推定することによって人間や環境に適応するインテリジ工ントなロボットシステムの実現を目指し,社交ダンスパートナロボットを開発した.社交ダンスは一般に男性がダンスをリードし,女性は男性がどのようなステップを踏みたいかを推定し,男性と協調してダンスを踊る.開発したダンスパートナロボットはロボットが得られる限られた情報から人間の意図したステップを推定して優雅に社交ダンスを踊るロボットである.このような人の意図を推定する技術は,例えば福祉介護システムや運転支援システム等に適用すると、その有用性は非常に大きいと考えられ,今後の様々な人間支援システムの基盤技術となる.

プロデューサー

東北大学 大学院工学研究科 教授 小菅一弘

ディレクター

株式会社トロワゾ 代表取締役 小此木達也

デザイナー

株式会社トロワゾ 代表取締役 小此木達也

詳細情報

http://www.irs.mech.tohoku.ac.jp/news.html

開始日
2005年6月9日
問い合せ先

東北大学 大学院工学研究科
Email: kosuge@irs.mech.tohoku.ac.jp
URL: http://www.irs.mech.tohoku.ac.jp

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

ダンスパートナロボットは,人との接触を前提とするため,その形状及び質感等を考慮したロボットシステムのデザインを行った.社交ダンスを実現するためのロボットのハードウエアが必要とする容積を確保しながら,社交ダンスを踊る人としてのイメージを崩さないような工夫を行った.また,様々なステージにおいて遠くの観客からに対してもロボットの美しさを表現するため,光に対し強い反射を実現する特殊な塗装技術を用いた. 

デザインサイドに提示された要求・要望
1.一般に受けいれられるポピュラリティを重視したデザイン
2.遠くからの観客の目も引くデザインおよび塗装
3.社交ダンスを実現するハードウエアを確実に機能させるデザイン
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

ファッションデザインをロボットの外装へ取り入れるという課題に対して,どうすれば良いデザインができるか?

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

試作機を見た際に,布地を外装に使ってもただのマネキンにしか見えない,面白くないと思い,FRPでの製作を提案し,製作した.

デザインが技術・販売等に対して行った提案

製作段階において,スタイル・表情・ボディーカラー(塗装技術)に対する試行錯誤が繰り返された.その結果,メカへの装着時に不具合が幾つか見受けられたが,最終的に人間の手によって調整することにより完成した.

審査委員の評価

人の動きを予測して踊ってくれるロボット。パートナーロボットの新領域としてとてもおもしろい。「柔かいロボット」としてのさらなる進化を期待している。

担当審査委員| 赤池 学   生田 幸士   タナカノリユキ   西山 浩平   原島 博  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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