GOOD DESIGN AWARD

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2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ガーデンシティ舞多聞みついけプロジェクト [兵庫県神戸市垂水区]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 環境デザイン
受賞企業
神戸芸術工科大学 齊木研究室 (兵庫県)
都市再生機構 (大阪府)
受賞番号
07B03010
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「ガーデンシティ舞多聞」は、神戸市垂水区の旧舞子ゴルフ場(108ha)で開発中。都市機構は、計画人口8,400人、計画戸数2,600戸、2015年事業完成を予定。2002年開始の第1工区「みついけプロジェクト」(6ha)のプラン策定業務は、都市機構と神戸芸術工科大学の連携で進められた。なだらかな地形や溜池、樹林を生かし、緩やかな曲線を描く道路形態に、約120坪?500坪(平均約220坪)の多様な規模のゆとりある宅地68区画、街区公園、都市計画緑地が配置され、自然豊かな住宅地を実現。全戸定期借地権(50年)で供給され、借地価額は月額4.4万?12.8万円(保証金200万円の場合)となっている。

プロデューサー

都市再生機構

ディレクター

都市再生機構西日本支社

デザイナー

神戸芸術工科大学 教授 齊木崇人

詳細情報

http://www.maitamon.jp/

開始日
2006年4月1日

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

地域の伝統的な環境観を基に、旧ゴルフ場のなだらかな地形や溜め池、樹林帯を生かし、緩やかな曲線を描く道路計画と、多様な規模のゆとりある宅地68画地、街区公園、都市計画緑地を配置し、自然豊かなまちづくり・コミュニティづくりを目指した。全画地が斜面緑地を持ち、その連続体がグリーンベルトを形成している。前面道路側はオープン外構とし、各世帯からは歩道として、2mのセットバックを提供することとした。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.旧ゴルフ場のなだらかな地形や溜め池、樹林帯を生かしながら、緩やかな曲線を描く道路形態に、多様な規模のゆとりある敷地を配置し、自然豊かな住宅地を実現する「環境保全型まちづくり」。
2.大学との連携により、公開講座・ワークショップを開催し、住まい方等を入居予定者と共に計画していく「市民協働型まちづくり」。また、まちづくりの経験を「舞多聞倶楽部」のニュースやホームページから発信。
3.向こう三軒両隣を基礎単位とした信頼できるコミュニティの創成と、オープンな庭づくり、そして住まう人自らがおこなう共有財産(公園・緑地)の管理による「安全・安心なまちづくり」
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

持続可能な地域コミュニティづくりを実現するために、歴史的経験を生かしながら、住まう人々が誇りを持てる魅力ある「空間デザイン」の提案しなくてはならない。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

住まう人々が居住環境に関する価値観を共有できる「コミュニティデザイン」を行うこと。従来のニュータウンで語られてきた孤立し、建物の中に閉じた不安な生活からの脱却を図らなくてはならない。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

魅力のある空間が持続し、住まう人々が生き生きと暮らしていくためには、自立した持続可能な地域コミュニティづくりを目指した、経済の仕組みを取り込んだ「コミュニティマネージメント」が必要不可欠である。

審査委員の評価

グッドデザイン賞の評価基準は、ただ単に美しさや機能のみを審査するものではない。この審査においては、審査基準の上位価値として設定している「未来を拓くデザイン」として評価した。これは、それまでにない新たな価値の提示があったかどうかが問われるものである。この「ガーデンシティ舞多聞」は、レッチワースのガーデンシティに学び、50年間定期借地権の設定による大きな宅地区画を可能としている。そのことによって、豊かな景観の『枠組み』が整えられ、自然林や既存地形の保全など従来の日本の住宅団地にはない新たな世界を拓いたことが評価された。

担当審査委員| 田中 一雄   川上 元美   黒川 玲   南雲 勝志  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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