GOOD DESIGN AWARD

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CC

2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ROOM101
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 建築デザイン
受賞企業
成瀬・猪熊建築設計事務所 (施主スチュアート ジャイルズ (東京都)
受賞番号
07B01044
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

分譲マンションのLDK部分のリノベーションです。改築前は、リビングとキッチンがカウンターと吊り棚によって分断され、3.4mの天井高を活かしきれず、暗いキッチンでした。これらの問題に対し、収納を立体的に浮かせたデザインで、収納量の増加と空間の広がり、使い勝手の良さを実現しました。空間は、場所によってそれぞれ適した収納が身近にありつつも、視線の抜けと広がりは部屋の広さと天井の高さを強調します。収納を壁から飛び出させるために構造計算もし、鉄骨で支えています。とても小さなデザインの中に、LDKに対する提案、立体的な空間活用の提案、スケールの問題、内装における構造設計の意味を込められたと思っています。

デザイナー

成瀬・猪熊建築設計事務所 成瀬友梨、猪熊純

(左)成瀬 (右)猪熊

詳細情報

http://www.narukuma.com

開始日
2006年8月1日

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

建築としてはとても小さなプロジェクトでしたが、それでも今までに見たこともないような空間と居心地、ユニバーサルな使い勝手の良さを作り出そうと考えました。たった9平米のために、100近いスタディ模型を作り、半年以上にわたってクライアントと何度も打ち合わせをすることができたのは、とても幸運でした。オープンハウスやメディアで皆さんにご好評いただいたことは、大変有難いことだと思っております。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.キッチンとリビングを共に広くすること。
2.収納量を増やすこと。
3.リビング・キッチン間の動線を単純化すること。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

広さを作り出すため、リビングとキッチンを繋げつつ分けること。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

視線を遮らずに、収納を増やすこと。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

天井の高さを活かすための収納の配置とライティング。

審査委員の評価

分譲マンションのリノベーションである。天井高3,4mという恵まれた空間量を最大限生かすために住機能の要素をアーキファニチャーのように記号化し空間の中に散在させるというデザイン処理が成功している。商品ではあるが設計者の高い能力を感じさせる作品である。

担当審査委員| 北山 恒   隈 研吾   安田 幸一  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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