GOOD DESIGN AWARD

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2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
UT STORE HARAJUKU. [東京都渋谷区神宮前6-10-8]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 建築デザイン
受賞企業
窪田建築都市研究所有限会社 (東京都)
受賞番号
07B01037
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

UT STORE HARAJUKU.はUNIQLOがTシャツ専門店として始めて展開するフラッグシップショップである。UNIQLOで販売されているTシャツは、実は様々な企業や有名なデザイナーがデザインしているにも関わらず、それが消費者に伝わっていないという状況であった。それを消費者にアピールする為に、UTという新しいブランドが立ち上がった。常に500柄以上、年間で1000柄を販売するという要望を実現する為に、我々は全く新しい販売方法を考えた。テーマとして掲げたのは「Tシャツの未来のコンビニエンスストア」と「新しい買い方のデザイン」である。

プロデューサー

クリエティブディレクター:株式会社サムライ 佐藤可士和

ディレクター

店舗プロデュース:入川スタイル&ホールディング株式会社 入川秀人

デザイナー

店舗デザイン:窪田建築都市研究所有限会社 窪田茂

左から、佐藤可士和氏、入川秀人氏、窪田茂氏

詳細情報

http://ut.uniqlo.com/

開始日
2007年4月28日

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

UTではTシャツがペットボトルに入れられて販売されている。簡単に欲しい物が見つけられる様に、我々の提案する「買い方のデザイン」は次のように考えられている。ハンギングされたTシャツで欲しい柄を探す。その柄のジャンルとナンバーを確認する。什器のLED文字でジャンルとナンバーを確認する。そこに並ぶペットボトルに入ったTシャツを購入する。また、検索機も設置してあり、簡単に欲しい物が探せるようになっている。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.膨大な柄数の陳列方法の検討、新しい販売手法
2.オペレーションの簡易化
3.ギャラリーの設置。4FをTシャツに関わるデザイナーなどのギャラリーとして解放している
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

Tシャツをペットボトルに入れる事で、全ての柄とサイズをリーチイン什器に陳列する事ができるようにしている。またこれは、通常の平積み陳列で折り畳んできれいにするという手間のかかるオペレーションを解消した

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

Tシャツは、通常折り畳まれ平積みされた状態で陳列されているが、それをお客様が手に取ってみた後に、陳列が乱れ奇麗に整頓された状態を保つ事が非常に困難であるという事の解決

デザインが技術・販売等に対して行った提案

膨大な量のTシャツをハンギングする為に、ハンガーのピッチを調整し、150mmと100mmに設定した。これは、歩きながらでもチラッと柄が見えるピッチであり、こうする事で楽しく欲しい柄が探す事が出来る

審査委員の評価

Tシャツ専門店として展開するフラッグシップショップである。ふつうのショップでは、大量の服の中から好みのデザインとサイズを同時に選択するというふうに様々な行為が無意識のうちに同時に行われているが、ここではそれらの行為がきれいに分解されている。つまり、Tシャツのデザインを選択する、自分のサイズを探す、お金を払うという行為を各コーナーと1対1に対応させる単純化した斬新なシステムの提案が行われている。商品がチューブに入っているため、衛生的であり、たたんで包みなおすことも不要、あっという間にキャッシャーでのやりとりも終わる。ここでは形態のデザインではなく「未来を予感させる買う行為」をデザインし、見事に建築と人が相互作用している。

担当審査委員| 北山 恒   隈 研吾   安田 幸一  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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