GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
パラマウントベッド テクニカルセンター [東京都江東区東砂2丁目14-3]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 建築デザイン
受賞企業
清水建設株式会社 (東京都)
パラマウントベッド株式会社 (東京都)
受賞番号
07B01019
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

この建物は、製品開発系のエンジニアが使用し、実験と解析を頻繁に繰り返している。実験フロアと解析フロアを窓際の吹き抜け空間で繋ぎ、2層分が1ユニットとなる空間構成とした。この建物は既存施設群の一画にあり、背後に本館が位置している。2層ユニットを耐震要素である両端のコアで吊り上げることにより、低層部に大きなゲート状の空間を創出した。この開放された空間は本建物のみならず、既存施設群への導入空間として機能する。上層部は2本の柱だけで支えられた大きなオフィススペースを確保している。建築のメカニズムを透明なファサードを介して外部から認識できるこの建物は、企業の新しい顔としてその存在感を示している。

プロデューサー

パラマウントベッド株式会社 代表取締役社長 木村 憲司

ディレクター

清水建設株式会社 設計本部 業務施設設計部 部長 見城 辰哉

デザイナー

清水建設株式会社 設計本部 業務施設設計部 グループ長 見角 基一郎

清水建設 設計本部業務施設設計部 見角基一郎

開始日
2006年3月16日

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

パラマウントベッドの主製品である、介護用ベッドは、快適な眠りのメカニズムに対するあくなき探求を背景として、エンジニア達が蓄積したテクノロジーによりつくられている。その合理的な形と動きには、ある種の美しさがある。そのエンジニア達が集う建築にもまた、同じように合理的でシンプルな美しいデザインを与えることはできないか。建築を支えるテクノロジーをデザインとして表現することをテーマに設計に取り組んだ。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.研究開発部門のオフィスワーカーが行う、実験と解析の繰り返しの営みに対して、人にとって快適で、実験・解析にとって最適な環境の創出。また、将来のワークスタイルに対応できるフレキシビリティーの確保。
2.幹線道路に面して立つテクニカルセンターにふさわしい合理性と斬新さを感じさせるデザイン。
3.新設建物を含めた社屋施設群全体として、幹線道路との関係、導入動線の改善を可能にする建築計画。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

本建物を使用するエンジニア達の現状のワークスタイルを把握し、かつ将来へのフレキシビリティーを待たせた空間構成の創出。変わらない営みと変容するワークスタイル、それぞれに適した環境を提供すること。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

ワークスタイルの分析から生み出された2層1ユニットの空間構成を、いかに建築全体のメカニズムとして整合させ形成していくか。建物を支えるメカニズムをファサードデザインに効果的に表現する手法の探求。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

建物の低層部をゲート状の外部空間として開放し、既存施設群、特に背後に位置する本館への導入空間として計画するための構造架構とデザインの整合。

審査委員の評価

透明感のある繊細なディテールが評価できる。

担当審査委員| 北山 恒   隈 研吾   安田 幸一  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

ページトップへ