GOOD DESIGN AWARD

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2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
大成札幌ビル [北海道札幌市中央区南1条西1丁目4番地]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 建築デザイン
受賞企業
大成建設株式会社 (東京都)
受賞番号
07B01012
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

大成建設札幌支店新社屋の建設プロジェクトです。大成建設では、環境に特に配慮した「スーパーエコビル」の建築を推進しており「大成札幌ビル」はその第1号プロジェクトにあたります。環境に十分配慮した計画と共に、次世代ビルとして新たに開発した最先端技術を導入しています。構造形式は知的制震システムTASMOを採用、極めて高い制震性能と長寿命の建築を実現します。さらに、「北国空調」を備え、外断熱を施した躯体蓄熱輻射冷暖房システムをメインに、フリークーリング、外気冷房など自然エネルギーを最大限に利用するシステムを採用。吹抜け最上部には太陽光自動追尾型採光装置「T-Soleil」を設置しています。

プロデューサー

大成建設株式会社 設計本部 建築設計統括 プリンシパルアーキテクト 橋本緑郎

デザイナー

大成建設株式会社 設計本部 建築グループ シニアアーキテクト 高橋章夫

詳細情報

http://www.taisei-design.jp/de/works/2006/taisei.html

開始日
2006年7月1日

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

建築・構造・設備が融合したデザインを目指しました。連立するコンクリートの壁は、新たに開発した制震システムTASMO(タスモ)の構造架構をそのまま現しています。外殻にストラクチュアを表現することで、ファサードに建築のもつ不変的な強さと美しさを表現することを狙いました。外部に対しては必要最小限の開口とし、内部にエコボイドと呼ばれる吹抜を設け、熱損失との低減と豊かな執務環境の実現の両立を図っています。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.環境に十分配慮したサスティナブルな建築の実現。
2.最先端技術の導入と発信、次世代オフィスビルの創造。
3.ハイコストパフォーマンスの追求。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

明快な構造システムと設備システムと建築デザインの融合。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

執務空間に柱型の無いフレキシビリティある無柱空間の実現。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

外部に対して開口部を絞り室内側に開きながら、光と風を内包する快適な執務空間の創造。

審査委員の評価

札幌に建つ大手ゼネコンの新社屋である。自社ビルとして大胆な最先端技術に挑戦している。外観を特長付けるファサード外周に連立するコンクリート打放しの壁柱は、構造架構をそのまま表現した外殻構造デザインとなっている。高い耐震性能を確保しながら、柱型のない薄い壁は驚異である。スリット状の開口部は必要最小限にとどめ、外部環境からの熱負荷の低減を図るとともに、自然風を建物内部へ取り入れ、吹抜けへと空気を導く仕組み等、建築・構造・設備が明確なシステムとして融合させたサスティナブル建築である。

担当審査委員| 北山 恒   隈 研吾   安田 幸一  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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