GOOD DESIGN AWARD

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CC

2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
新生児ベッド [KB-115、KB-116]
部門/分類
商品デザイン部門 - 医療機器・設備
受賞企業
パラマウントベッド株式会社 (東京都)
受賞番号
07A11057
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

病院や産院、産科クリニックなどでの使用を対象とした新生児専用のベッド。当社従来品よりカゴの間口を広く設け、新生児を抱き上げる時やオムツ交換などのアプローチを改善。ベッドの高さと角度をスムーズに調節できることによって産婦への身体的負担も軽減した。新生児ベッドの持つ画一的なイメージを払拭し、「若葉」をイメージした緑色のもたらす鎮静作用や緊張感緩和作用が産後のストレスを和らげ、産婦に落ち着きを与える。

プロデューサー

パラマウントベッド株式会社 デザイン部 部長 柳原健

ディレクター

パラマウントベッド株式会社 デザイン部 デザイン課 主任デザイナー 鈴木功士

デザイナー

パラマウントベッド株式会社 デザイン部 デザイン課 岩井文

詳細情報

http://www.paramount.co.jp/

開始日
2007年2月20日
価格

134,400 ~ 165,900円

問い合せ先

パラマウントベッド株式会社 広報室
URL: http://www.paramount.co.jp/

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

新生児を優しく、気持ちよく、包んであげたい。そんな想いを形にした新生児専用のベッド。新しい命の誕生を「若葉」のイメージで表現し、出産後の母親が新生児のケアをしやすい形状や機能を実現した。

デザインのポイント
1.若葉をイメージし、包み込むような安心感のある丸みを帯びたフォルムとカラーリング。
2.四隅のグリップは、かごに外部からの衝撃が直接加わりにくいよう、バンパーの役割を併せ持つ。
3.下かごには、清潔なものと使用済みのものを分けて収納できる2口のポケットを設置。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

昨今の少子化や産後の育児不安など母子をとりまく社会的環境の変化を深刻な問題として捕らえた。出産時の入院の期間に母子が同じ病室ですごす母子同室を行う産院や母乳育児を推進する病院に着目し、母子同室時に安心して新生児ベッドをベッドサイドで使える工夫や、育児不安にならないように新生児のケアがしやすい、使い勝手の良い製品作りに取り組んだ。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

医療分野市場において、樹脂部品は社内の耐薬品性試験の基準を満たした、変形や変色、破損しにくい素材を採用。また、分別廃棄を可能とする設計とした。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

市場動向やニーズ、製品の取り巻く環境や問題点などの製品背景を販売部門と共有し、デザイナーの意図と現場の声が一致した製品開発を行った。

審査委員の評価

病院の産科などで新生児専用に用いられるベッドで、従来はただの四角い透明の箱形ベッドがカート型の台に乗せられている構造だった。本製品は、ベッドを椀型とすることにより抱き上げ・下ろしが自然なしぐさでできるように改良されている。授乳時などには箱型のベッドをずらして傾けていた原始的な方法も、高さと角度を変えられる調整装置によって大幅に改善されている。四隅に配置されたグリップは操作しやすく、またバンパーの役割も担い、さらに幸運を呼ぶ四つ葉のクローバのような記号的なシンボルともなっている。下カゴには、2口のポケットが設けられているが、おむつや着替えなど、多様なものを収納するために、全周にわたる大きな収納スペースがあると更によい。

担当審査委員| 日高 一樹   高尾 茂行   蓮見 孝   馬場 了  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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