GOOD DESIGN AWARD

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CC

2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
玄関用チェア [エントランスチェア arc(アルク)]
部門/分類
商品デザイン部門 - 高齢者・ハンディキャプト関連商品
受賞企業
株式会社吉川国工業所 (奈良県)
受賞番号
07A01056
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

マンションやバリアフリー住宅などでもラクに靴の脱ぎ履きを行なえるユニバーサルデザインの玄関チェア。人間工学に基づいた設計で、靴を履く時や立ち上がる時の膝・腰への負担軽減を実現。玄関スペースを考慮した奥行き30cmのスリム設計なので、マンションなどのエントランスでもご使用いただけます。玄関は勿論、立ち座りのラクな小椅子として、リビングなどでもお使いいただけます。※人間工学とは・・・<疲れない><負担が少ない><手触りが良い><使いやすい><操作がしやすい><安全性><快適さ>といった点を考慮し、設計・製作・デザインにおける創意工夫をする分野。

プロデューサー

株式会社吉川国工業所 代表取締役社長 吉川 利幸

ディレクター

株式会社吉川国工業所 企画部 係長 榎田 光伸

デザイナー

株式会社吉川国工業所 企画部

開始日
2006年8月20日
価格

15,000円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

高齢化の進む現代、マンションやバリアフリー住宅など、新しい生活スタイルが増え、便利さが増す一方、靴の脱ぎ履きなど「段差がないこと」で困難になる動作もありました。そういった動作の負担を軽減させることを前提に、玄関用チェアの開発に至りました。私たちは開発者として、すべての人に日々の暮らしの中で、より快適に、住みよく過ごしていただきたいという想いより安全性に加え、デザイン性を考慮しました。

デザインのポイント
1.立ち上がる際の重心の変動に対し、安定感を保持する為、フレーム着地面の面積内に肘掛けを設置した。
2.バナナ状に湾曲した肘掛けを内側に配置することで、荷重に対し椅子が動かず、安定した直立を可能とした。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

家族を送り出し、お客様を迎える玄関であるからこそ実用性はもちろん、デザインも重要です。そこで、arc(仏語で「円弧」の意)という名前の通り、全体的に丸みのおびたフォルムでやわらかさをプラスしました。また、肘掛けより伸びるサイドのステンレススチールに角度をつけ、座面・肘掛けが壁面に触れない設計にすることで、立ち座りの動作を行なう際の壁面へのこすれを防止しました。また使用の際、床を傷つけないよう、フレーム先端には樹脂製キャップを装着しております。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

商品を長く使用していただく為、製品の強度はもちろん、デザインにおいても飽きのこないシンプルなものになっています。また、廃棄時においては材質ごとに分解(座面・肘掛・フレーム)廃棄が可能です。

審査委員の評価

玄関の限られたスペースの中で必要なニーズをバランス良く造形的にまとめた点を評価した。座を楕円にすることで使用者はゆったり座れる寸法を確保し、空間にはコンパクトに収まる。肘掛けもデザイン的にまとまっていて、玄関置きの子椅子として丁度良い存在感だ。

担当審査委員| 廣田 尚子   川島 蓉子   サイトウマコト   長濱 雅彦  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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