GOOD DESIGN AWARD

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2006

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
ライオンズタワー月島 [東京都中央区佃2丁目10番9]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 環境デザイン
受賞企業
株式会社大京 (東京都)
受賞番号
06B02014
受賞概要
2006年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

戦前からの密集市街地に位置する工場跡地に、281戸の超高層住宅を建設したプロジェクトである。かつての風情を取り戻しつつある隅田川や運河の水際空間も近く、鉢植えの植物に彩られた路地・長屋の家並みが今も残る地域であり、こうした文化や歴史を継承しつつ五感に響く環境を創出し、地域の人々との交流の場となる「環境共生住宅」の実現を目指した。かつて存在した路地を敷地内に再生し、長い間分断していた路地と路地とを連続させている。またコアウォール工法の採用で1・2階はガラス張りの大空間とし、内部からは豊かな外構空間を楽しむことができ、また外部からはロビー空間を通して反対側の街並みを感じ取れる計画とした。

プロデューサー

株式会社大京 東東京支店建設部 副部長 北宿 仁嗣

ディレクター

株式会社東畑建築事務所 東京事務所 設計1部 部長 福林香

デザイナー

株式会社東畑建築事務所 東京事務所 設計1部 部長 福林香+(協力)株式会社ランドスケープデザイン 

詳細情報

http://www.daikyo.co.jp

開始日
2006年10月2日
価格

-

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

戦前からの街並みが残る佃・月島は、近年のタワーマンション建設により2つの異次元空間を同時に体感するようなアンビバレンスな街へと変貌しつつある。自己主張、完結型の大規模開発になりがちな集合住宅のプロジェクトにおいて、「真の環境共生」を実現することが最大の課題であった。「路地の再生」を核に、7つの庭や広場、歴史を思い起こすアートなどの設えにより、地域と共に育むランドスケープデザインを心掛けた。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.長い年月を積み重ね熟成した佃・月島の街並みを大規模な開発によって損なうことがない計画とし、居住者はもとより、地域の人々にとっても価値の高いものを提供する。
2.区内に不足している子育て支援施設や高齢化が進む周囲の状況を視野に入れ、居住者だけでなく地域にも開放された魅力的な保育園や広場を設け、災害時には一時的な避難場所として近隣の人々にも提供できる計画とする。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

当該敷地内にかつてあった路地空間が消滅しているために、南東側と北西側の街並みの連続性が希薄になっている。プライベート性の高い当プロジェクトを介して、いかにして街並みの連続性を取り戻せるかということ。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

古くからの住民の高齢化が進む一方、新たなマンション開発による若い世代の増加により、地域の交流が希薄化している。そうした中、当プロジェクトの住宅の居住者と近隣との交流の活性化のための場を設えること。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

緑地面積が少ない立地特性を踏まえ、花木や実のなる木など四季を感じられる種々の樹木をあしらい、併せて地域の人々との交流も図れる『菜園』・花壇の設置により、いかに緑豊かな外部空間を実現できるかということ。

審査委員の評価

路地と道路との関係、及び低層部と周辺環境の関係を考慮したデザインは評価できる。さらに保育所、庭、町会施設など、地域との共生に尽力し自治体に評価されたことも良い。

担当審査委員| 韓 亜由美   川上 元美   内藤 廣   南雲 勝志  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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