GOOD DESIGN AWARD

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2006

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
イタリア文化会館ビル [東京都千代田区九段南2-1-30]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 建築デザイン
受賞企業
鹿島建設株式会社 (東京都)
受賞番号
06B01083
受賞概要
2006年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

イタリア文化会館と中層部テナントオフィスからなる複合建築である。イタリア文化会館は、1941年千鳥ヶ淵を望むこの地にて活動を開始、以来、戦後の一時中断期を経て、日伊文化交流拠点として、日本の文化醸成に多大な影響を与えてきた。二重格子状意匠が特徴的な外観のこの建築低層部には、文化会館諸機能エキジビションホール、ギャラリー、多目的ホール、図書室、語学教室等が有機的に結び付けられ設置されている。中層部テナントオフィスは緑豊かな周辺景観を借景とした開放的かつ快適な執務空間となっている。既存樹木や自然地形を活かした南側公開空地には、隣地公開空地と有機的な繋がりが施され、新しい都市風景を創出している。

プロデューサー

鹿島建設株式会社 営業本部 開発推進部次長 萩原 健史

ディレクター

KAJIMA DESIGN 統括グループリーダー 植野 糾

デザイナー

KAJIMA DESIGN チーフアーキテクト 徳家 統/ガエ・アウレンティ

徳家 統

詳細情報

http://www.iictokyo.esteri.it/IIC_Tokyo

開始日
2005年9月27日
価格

-

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

日伊文化交流の拠点イタリア文化会館ビルの設計に際して、まさにその建築的実践として、日本とイタリアのデザインスピリットの融合を意図した。ガエ・アウレンティとの協働を通じ、限定された素材によるシンプルで洗練された意匠として具現化した。一方、文化会館諸施設の立体的回遊性の仕掛けを、隣地と繋がる公開空地と有機的に結合させ、都市と建築とのより複合的な相互浸透を目指し、新しい都市貢献を企図した。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.日伊文化交流拠点としてのアイデンティティ。周辺都市環境に対する貢献と寄与、既存樹木保存等自然環境に対する配慮。
2.文化会館中心施設として、地下2階ホールにおける音楽を重視した音響性能確保。施設間の多目的かつ多彩な運用を可能にするフレキシビリティの確保。
3.将来におけるメンテナンスの容易性、サスティナビリティ・ロングライフを意識した素材・仕様・デザインの選定。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

計画敷地が持っているコンテクストや歴史を背景に、建築が新たにどのような都市貢献ができうるか、またその相互浸透のためのどのような計画上の建築的解法があるか。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

日本とイタリアのデザインスピリットの融合をどのような形で具現化するか、またそのための具体的な意匠の造り込み、品質・機能との整合性をどのように解決するか。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

建築を永く活用するというイタリアの文化的背景、良好な建築ストック創出への寄与にどれだけの貢献が可能か、その貢献のあり方をデザインに反映できるか。

審査委員の評価

ファサードの赤の使い方には賛否がありますが、内部空間のデザインがとても上手くまとめられていると感じました

担当審査委員| 隈 研吾   芦原 太郎   北山 恒   黒崎 輝男   難波 和彦  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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