GOOD DESIGN AWARD

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2006

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
養命酒健康の森 記念館 [長野県駒ヶ根市赤穂16410 養命酒駒ヶ根工場内]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 建築デザイン
受賞企業
養命酒製造株式会社 (東京都)
株式会社竹中工務店 (東京都)
受賞番号
06B01080
受賞概要
2006年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

中央アルプス山麓の森に佇む養命酒駒ヶ根工場は“健康生活支援型ファクトリー”への変革を掲げ、生薬をテーマに森の散策路や薬草園を整備し一般開放している。水廻り機能を伴う森の散策拠点として、創業地より移築した酒蔵の記念館再生・増築計画である。豊かな森をクローズアップさせることこそ主題と捉え、来場者の私的な実体験を介して“森”という漠然とした環境との関係性を再構成する、強く印象づけるデザインを展開し、”森の豊かさ”を発見する“きっかけ”の創出を目指した。インテリアとして完結性の強い“蔵”を経由し、広がりある“森”へと対峙する情景をつくり、自然と人間の結節点となる建築のあり様を追求した。

プロデューサー

養命酒製造株式会社 駒ヶ根工場 事業推進課 課長 丸山明彦

ディレクター

株式会社竹中工務店 設計部 副部長 車戸城二

デザイナー

株式会社竹中工務店 設計部 課長 新城功雄、主任 関谷和則

新城 功雄+関谷 和則

詳細情報

http://www.yomeishu.co.jp/

開始日
2005年11月6日
価格

-

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

豊かな森をクローズアップさせることこそ主題と捉え、空間完結性が極端に強い“蔵”と広大な“森”の対峙する構成を最大限活かした、自然と人間の結節点となりうる酒蔵再生デザインを追求した。一連の私的実体験を介して、“森の豊かさ”を発見する瞬間に寄与したいと考えた。新たに設える要素をガラスや金属で仕上げ、素材で新旧の領域を明確化し、酒蔵が本来有する“積層された時間”に相応しいデザイン展開を心掛けた。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.養命酒創業400周年(平成14年)を記念し、創業地長野県中川村から移築した酒蔵(昭和初期築造)を森の散策拠点として、蔵のもつ歴史性を尊重したデザインにより再生したい
2.限られたスペースに拠点施設としての5つの機能を盛り込みたい、 1.養命酒の歴史紹介スペース、2.物販販売スペース 3.イベント開催スペース 4.軽食販売所 5.客用WC
3.養命酒が有する既存コンテンツを発掘し、長期にわたり来場者に満足してもらえる展示企画・商品デザイン・空間デザインを創出してほしい
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

酒蔵を単なる生薬展示場としての再生で終らせないため、生薬をもたらす“森の豊かさ”を来場者に紹介することを重要視し、森を印象づける空間構成とデザインが必要であると考えた

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

蔵の歴史性を尊重し、水廻り機能4.5は増築棟として配する解決を取ると共に、蔵と森を繋ぐ結節点として位置づけ、森の印象的な風景を切取る重要な機能を担う木製ルーバーの水平天蓋を設けた

デザインが技術・販売等に対して行った提案

養命酒が有する森・蔵・生薬技術という3つの個性の魅力を最大限引き出す=必要印象のみ強くするデザインが必要と捉え、それ以外は恣意性を極力排除したデザインを展開した

審査委員の評価

敷地環境のコンテクストを読み込んで、施主の要望に答えている。

担当審査委員| 隈 研吾   芦原 太郎   北山 恒   黒崎 輝男   難波 和彦  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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