GOOD DESIGN AWARD

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2006

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
便潜血全自動免疫化学分析装置 [OCセンサー DIANA]
部門/分類
商品デザイン部門 - 医療機器・設備
受賞企業
栄研化学株式会社 (東京都)
受賞番号
06A11049
受賞概要
2006年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

わが国の大腸がん死亡数は年々増加し続け、女性では既に2003年より胃がんを抜いて第1位になっています。これにより老人保健事業、人間ドック等での免疫便潜血検査による大腸がん検診も益々増加することが予想されます。また、この検査を実施する検査施設では、一度に多量の検体を処理できるとともに高い測定精度が要求されます。OCセンサーDIANA(ディアナ)はこのタイプで最大の処理能力を持ち、省スペースでも大容量架設を可能とした便潜血全自動免疫化学分析装置です。また、高い測定精度とより使い易く操作性を向上させており、国内の病院、検診機関等での設置に留まらず、国際的戦略商品としての活躍が期待されます。

プロデューサー

栄研化学株式会社 執行役 機器商品事業室長 市川芳晴

ディレクター

栄研化学株式会社 機器商品事業室 市川芳晴、市塚 明

デザイナー

ペック株式会社 デザイングループ リーダー 鈴木 穂

詳細情報

http://eiken.co.jp

開始日
2007年2月
価格

6,000,000円(予定) (円(予定))

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

機能、性能を過度に主張することなく、自動分析装置として存在感は控えめでも頼れる装置を基本とし、扱い易さ、清潔感、使用時のちょっとした配慮等をシンプルかつ洗練された形にまとめることを狙いとした。

デザインのポイント
1.ラック供給・排出部をオープンにすることで、追加架設等の運用の利便性が向上した。
2.人間工学に基づく試薬バーコード読み取り機構により、試薬架設までの流れをわかり易くした。
3.大容量の検体架設トレーのハンドリング性を追求したことにより利便性が向上した。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

トレーでの運用やラック単位での架設等の自由度向上を考慮した筐体形状。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

寿命を長くするための工夫としては(1)機構動作部で稼動率の高いところはパルスモーターを使い長寿命化を考慮した。(2)各機能はユニット化し交換性を良くし装置として長く使えるようにした。(3)検体分注はディスポチップを使わずステンレスのノズルを洗浄して使い、また、測定セルも洗浄して使うことで廃棄物を少なくし、ランニングコストを抑えるよう配慮した。また、廃棄される段階での対応としては(1)プラスチック材料には部品に材質を表示し処理を行いやすくした。(2)RoHSに対応すると伴に装置を軽量化することで廃棄質量を減らし廃棄物質の環境への影響が少なくなるように配慮した。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

ハード関係では、試薬バーコード読取機構・画面およびプリンター等、オペレーターが直接操作や保守を行なう機構のレイアウト、オペレーターのワークエリアを使用環境・運用方法を検証した上で提案。メンテナンス性を考慮したが筐体カバーの分割を提案、カバーの詳細設計も実施した。また、ソフト関係では操作フローおよびグラフィックデザイン等、トータルでの提案をした。

審査委員の評価

ユーザーの要望、意見に基づき細部まで徹底した改良をハード、ソフト両面でデザインからも提案し、高性能、省スペース、操作性向上などを実現させている点を評価したい。自動分析装置としての信頼性、清潔感をレイアウトや操作手順も含め総合的にシンプルなデザインに纏め、GUIにおいても使用状況や環境に相応しい完成度を達成している。

担当審査委員| 村田 智明   河原林 桂一郎   蓮見 孝   山村 真一  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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