GOOD DESIGN AWARD

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2006

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
遺伝子組換えヒト成長ホルモン製剤 [ヒューマトロープC6mg, ヒューマトロープC12mg]
部門/分類
商品デザイン部門 - 医療機器・設備
受賞企業
日本イーライリリー株式会社 (United States of America)
受賞番号
06A11035
受賞概要
2006年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

成長ホルモン補充療法を必要とされる患者さんは薬剤カートリッジを装着したペン型注入器を用い、毎日の自己注射で成長ホルモンを補充します。カートリッジ内の薬剤がなくなると新しいカートリッジに取り替え使用。ヒューマトロープ製剤は薬剤の入ったカートリッジと、薬剤を溶解する溶解液が入ったシリンジのセットとなっています。(価格は薬価として)

プロデューサー

Eli Lilly and Co., Pharmaceutical Delivery Systems

詳細情報

http://www.growthhormone.co.jp

開始日
2005年12月1日
価格

63,929 ~ 125,715円(薬剤費として) (円(薬剤費として))

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

より簡単に、より安全に薬剤の溶解ができる機能の実現。医薬品に対する信頼性の向上と疾患と戦う患者さんへの配慮の気持ちを形に。

デザインのポイント
1.剥き出しだった注入針が露出しないカバーリング仕様
2.子供や大人にも持ちやすく、握りやすい形状の実現
3.溶解操作が視覚的に確認できる様、外観に透明の素材を使用
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

従来品においては、溶解に際し補助具の装着が必要な上、溶解液シリンジが注射器様の形状であったため操作性、安全性に問題があった。そこで針を露出しない形状にすることで安全に使用していただけるよう改善。幅広い年齢の患者さんに握りやすく・持ちやすい形状にし、操作性を改善。シリンジ針にサイドポートニードルを採用することで泡立ちやすい製剤特徴をカバーした。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

溶解液をカートリッジに移し終えたら、溶解液シリンジはもう使用しません。使用後の安全性を考慮して、製剤箱に備え付けている廃棄用キャップでシリンジ開口部にキャップをはめ、完全に安全な状態として廃棄できる工夫を凝らしている。また廃棄用キャップをはめる際はキャップを固くて平らなところに置き、その上からシリンジを押さえつけると簡単にキャップできるように工夫している。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

注射手技習得の簡便性。シリンジはデバイスとしても、在宅で使用する工程においても恐怖を感じることがないデザインに。

審査委員の評価

握りやすいデザインと、清潔感溢れるミニマルデザインで、毎日使用するユーザーにネガティブな感情を誘発させない完成度の高い商品だとして評価された。針が露出せずクリアな外観の溶解液シリンジは、操作の上での視認性やユーザーの恐怖心を軽減する心情的配慮にまで及びながらも、デザインがトータルで美しく纏まっているところが高く評価された。また、溶解手順も分かりやすくなったことも、ユーザビリティの向上に値するとして、評価された。

担当審査委員| 村田 智明   河原林 桂一郎   蓮見 孝   山村 真一  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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