GOOD DESIGN AWARD

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2006

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
ミーティングチェア [グラータ]
部門/分類
商品デザイン部門 - 文具、オフィス雑貨・家具・設備
受賞企業
株式会社岡村製作所 (神奈川県)
受賞番号
06A10051
受賞概要
2006年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「グラータ」はオフィスの会議室やミーティングスペース、ホールなどの公共空間で使用されるミーティングチェアです。背には快適な座り心地を生むベンディングシェルを採用し、ワーカーの動きに合わせてしなやかに体にフィットします。用途に合わせて、回転イスタイプとネスティングタイプを品揃えしています。回転イスタイプはシンプルで軽快な製品であるため、使用される空間イメージを損ねることなく執務空間以外にも多種多様な空間での使用を可能にしています。4本脚タイプはキャスター付でネスティング収納が可能ですので、開催される打合せの目的に応じた参加人数の増減やレイアウト変更に速やかに対応することができます。

プロデューサー

株式会社岡村製作所 マーケティング本部オフィス製品部 内田和彦

デザイナー

株式会社岡村製作所 デザイン本部製品デザイン部 五十嵐僚

詳細情報

http://www.okamura.co.jp

開始日
2006年1月
価格

40,000 ~ 62,100円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

多種多様な空間での使用を想定し、シンプルでシャープなデザインを目指すと共に、環境負荷低減を目標とし、省資源・部品点数の削減を実現するために樹脂シェルにクッション性を持たせることを試みました。素材の選定とスリットパターンの相性を見ながら、意匠と機能をイメージどおりにまとめ上げる点に注力しました。部品の共通化を前提とした上で、5本脚の回転椅子と4本脚のネスティングチェアをバランスよくデザインしました。

デザインのポイント
1.スリットの厚みを変化させ、見る角度によって光の透過度が変化する新しい背中の見せ方を表現しました。
2.背の厚みの変化とスリットにより背中のたわみ量を調整し、体を包み込むような座り心地を実現しました。
3.背・座のユニット化により脚形状や肘の有無等簡単にバリエーション対応できる構成としました。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

座り心地を高めるために必要な可動部を持たせながら、ミーティングチェアとして不特定多数の使用を想定して、できる限り操作方法をわかりやすくしています。回転イスタイプは、くるぶしを中心とした安定感のある自然な姿勢変化をサポートするために、背と座が連動するアンクルチルトリクライング機構を採用し、膝裏への圧迫がない最適なリクライニングが必要に応じて行えます。ネスティングタイプは意匠性を損なわないように配慮しながら、収納時の操作方法と注意を座裏に表記しました。また統一感のあるデザインにより、回転イスタイプで構成される会議室等の増員時のサポートをネスティングタイプで行えるように配慮しました。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

背シェルに樹脂を採用することでメンテナンス性を高め、座クッションは一般工具での交換を可能な構造として長寿命化を促進すると共に、肘パーツを後付け可能にすることによってアップグレードを可能としています。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

事務用椅子としての強度と背中への柔らかなあたりという相反する機能を、ひとつの背の中で解決する縦スリットデザイン。

審査委員の評価

これからの社内会議は、特定のスタッフだけでなく広く他部署にも参加を求めたりパートスタッフも加わるような形に変わっていくと考えられる。そういった時に、回転イスだけでなく増員時に使用するネスティングタイプも統一感をもってデザインすることは、実際の使用面では大変必要とされることである。価格面でも使いやすくなっている点に高い評価を与えたい。

担当審査委員| 益田 文和   久保 雅義   船曳 鴻紅   森田 昌嗣  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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