GOOD DESIGN AWARD

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2006

GOOD DESIGN|インタラクションデザイン賞

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受賞対象名
自動車用メーター [レクサス ES]
部門/分類
商品デザイン部門 - 乗用車および関連商品
受賞企業
株式会社デンソー (愛知県)
受賞番号
06A08026
受賞概要
2006年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

速度計、回転計、燃料計、水温計、モノクロ液晶等を備えたレクサスES用メーター。外光の入射を適度に遮断することで快適な視認性を確保しながら、メーター文字盤に施された高い意匠性をもアピールするハーフオプティトロンメーターである。

プロデューサー

トヨタ自動車株式会社+株式会社デンソー

ディレクター

トヨタ自動車株式会社 デザイン本部 レクサスデザイン部+株式会社デンソー 技術開発センターデザイン室 シニアプロジェクトマネージャー 藤田克己

デザイナー

株式会社デンソー 技術開発センター デザイン室 チーフデザイナー 荒井理恵子

詳細情報

http://www.lexus.com/models/es/index.html

開始日
2006年4月23日
価格

オープンプライス (車体価格に含む)

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

レクサスのコア車種であるラグジュアリーセダンES用メーター開発にあたり、ブランド哲学の実践と車両開発テーマ「群を抜くモダンエレガンス」に対する独自の発想が必要であった。そこで「シーンやインテリアとのエレガントなマッチング」をコンセプトとし、従来にない上品なプレミアムを実現した。

デザインのポイント
1.文字盤/目盛リング/指針の立体構築で、昼は陰影のコントラスト、夜は互いの間接光で多様な表情を造り出す
2.機能/表示を改めて効率的に見直し、その余裕をレイアウトの間(ま)と高品位なグラフィックに活かした
3.目盛リングの自発光目盛、間接光で照らされる精巧に作りこまれた金属調彫刻により、信頼性と品格を強調する
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

計器はユーザーが瞬間に数値を認知できる事が最も重要な機能であり、本商品においては、細部までそのクオリティを高めた。例えば通常の立体目盛はその側面も光るため斜めから見ると目盛が太く見えてしまうが、目盛面だけを光らせるためトップ面だけを磨き落とす形状と高度な加工を実現した。また同じく指針の先端の細薄化にもチャレンジし、クリアな視認性を確保することができた。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

<長寿命の配慮>照明用光源に断線が無く交換が不要なLEDを採用、視認性を低下する正面ガラスの傷付きを防止するハードコート処理実施

デザインが技術・販売等に対して行った提案

メーターの視認性を高める「誘視性の高い意匠」を高級時計等から研究し、細部に採用した。主な例として、目盛のグラフィックでは、指針が目盛を通過する際に、主目盛に意識を持って速度や回転数をコントロールできるように、主目盛を「止め」、小目盛を「リズム」と感じる工夫や、主目盛と針がそろった際に針が長く延長したように強調される工夫をグラフィックに加えた。また制約条件のも最も厳しい指針に対しても、長さの印象を確保するため、指針キャップ面にキャラクターを加え、方向への誘視性が高まる工夫をした。

審査委員の評価

全体深みある黒基調の中に控えめな光沢感とシャープに緊張感を与える針と文字の表現は非常に先鋭的で、しかも高級感も両方持ち備える高度な造形である。イグニッションキーとともに、各要素が柔らかく浮かび上がっていく光のシークエンスも大変美しいもので、世界に向けて新しいメーターデザインを切り開いたものと言える。また、メーターデザインとして単独で申請したこと自体が、企業の高いデザイン意識を感じさせる行為として高く評価された。

担当審査委員| 山中 俊治   川島 蓉子   木村 徹   舘内 端  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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