GOOD DESIGN AWARD

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2006

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
掃除口付片受け管(雑排水用塩ビ管・継手) [CO-SK75]
部門/分類
商品デザイン部門 - 住宅設備
受賞企業
クボタシーアイ株式会社 (大阪府)
受賞番号
06A07081
受賞概要
2006年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

近年、マンション・集合住宅など建築物のベランダにおいて、スロップシンク用途の雑排水配管が急増している。 また、品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)で維持管理の観点から、配管への掃除(点検)口の設置ニーズが高まっている。 この掃除口付片受け管は、これらニーズにマッチさせるユーザ中心設計の考え方を取り入れた商品である。

プロデューサー

クボタシーアイ株式会社 開発部 部長 高木章

ディレクター

クボタシーアイ株式会社 開発部 商品企画グループ グループ長 須賀良平、後藤禎一

デザイナー

有限会社サン・デザイン・プロダクト 杉山陽二

詳細情報

http://www.kubota-ci.co.jp

開始日
2006年10月1日
価格

2,400円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

従来の建築用設備品は地味で目立たなく、その多くはリファイン(洗練)されることがない。しかし、今後それらが公共用の設備品にも使われていくことを考えると、多様な空間や場所に調和し、そこに介在するユーザに満足感を与えられるデザインの提案を行っていく必要がある。さらにユーザ中心の観点からも「安全である、有用性がある、そして魅力的なデザインである」をコンセプトとしたデザインの開発を目指さなければならない。

デザインのポイント
1.蓋の形状は、開閉時にドライバーなどの工具が必要なタンパプルーフ(イタズラ防止)デザインを採用した。
2.本体及び蓋の形状は、ノイズレス(凸凹のない)デザインを採用し、本体外部の清掃作業が容易となった。
3.成形がし易い塩ビ樹脂を採用し、常に美しく、また魅力的なデザインを実現することができた。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

これからのモノ作りは、ユーザ中心のための製品開発の必要性がますます高まる傾向にある。本商品は、建築設備資材品として多様なユーザに対し、安心・安全であること、またユーザに魅力的なデザインを提供しなければならないことを最優先とし、その実現に向けて、現状製品の利用状況(ユーザ・仕事・環境の特性)を把握し、利用品質(使い易さ)、感性品質の視点から、デザイン開発プロセスを実施した。その結果、従来にはない製品が実現できたものと考える。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

本商品は、塩ビ樹脂リサイクル材として、再利用が可能であり、循環型社会の構築による資源の有効利用の観点から、塩化ビニル管・継手協会が現在リサイクル事業に取り組んでいる使用済み塩ビ管・継手の回収システムの構築や再生品の開発など寄与する。また、このリサイクル事業が現在国が奨めている次のような循環型社会関係法令に塩ビ管・継手のリサイクルに規定され、社会的に認められている。(循環型社会形成のための法体系として)

デザインが技術・販売等に対して行った提案

公共用建築設備資材品としての本商品は、特定ユーザ(実際に使用する者)以外は使用制限が必要となる。そこで蓋の開閉については、タンパプルーフ(いたずら防止)設計の重要性を提案した。

審査委員の評価

見えない部分へのデザインである。悪戯防止と扱い易さをシンプルなデザインとしてまとめている点が好感が持たれた。単純な機能的商品であっても、視点を変えることによって新しい価値を発見することができる。この商品はそうしたグッドデザインの広がりをもつものとして評価された。

担当審査委員| 田中 一雄   五十嵐 久枝   平野 哲行   間宮 吉彦  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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