GOOD DESIGN AWARD

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2006

GOOD DESIGN|グッドデザイン金賞

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受賞対象名
ダイコン グレーター [オクソー グッド・グリップス]
部門/分類
商品デザイン部門 - 調理・食卓商品
受賞企業
オクソー・インターナショナル (United States of America)
受賞番号
06A06026
受賞概要
2006年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

大根おろし。なだらかなスロープの裾野を押さえて、しっかりとテーブル上に固定して使います。科学の目とコンピュータによるデザインがまったく新しい使い心地を実現しました。具体的な特徴としては・自然に手を添えることができるゴムのスロープ。・ 計算された歯並びが、いままでにないサクサク感を実現。・ ブレードには耐久性の高いアセタールを使用。・ 水切り機能付き・ ふたをして、立てて収納することができます。

プロデューサー

オクソー・インターナショナル カントリーマネージャー 速水秀葉

ディレクター

リーディング・エッジ・デザイン 代表取締役 山中俊治

デザイナー

リーディング・エッジ・デザイン 代表取締役 山中俊治

山中俊治 Shunji Yamanaka

開始日
2006年4月18日
価格

2,800円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

物理学者の近角聡信は、職人が作る銅の大根おろしの性能の秘密が、歯並びのランダムさにあることを著書に記しています。私達は、CADとNCを駆使して十数枚の試作品を作りこの事実を確認、歯並びの最適化を試みました。周囲のスロープも観察と実験から導かれた人の手のための形です。OXOの基本思想と共鳴して、性能の向上もデザインの責務と考え、2年以上の時間をかけた製品です。使用感の差を是非お試しください。

デザインのポイント
1.デザイナーが、実験と検証を繰りかえし、美しく、切れ味の良いブレードを設計しました。
2.質感や色にもOXOのアイデンティティを継承しました。「黒」い器は、おろしあがりの確認にも便利です。
3.見た目にも美しいゴム製のスロープも、手でしっかりと押さえるための形です。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

既存の大根おろしには「取っ手」がついているものが少なくないのですが、実際に使うところを観察すると、多くのユーザーは「ふち」を押さえて使っています。この観察に基づいて、自然に押さえるための「ふち」としてデザインしたのが、周囲を取り囲むゴム製のスロープです。中身を確認しやすい黒の器、水切れの良いスパウト、収納時には立てることができるなど、「デザインによる解決」をすべてに渡って心がけました。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

製品の周囲のスロープを形成するサントプレンは、OXOのGood Gripsシリーズにおいて、耐久性や耐熱性にも実績のある素材です。これを受け皿と2重成型にすることで、汚れやすい隙間を排除しました。ブレードも高い引張り強度、衝撃強度、剛性を持つアセタール樹脂(軸受け素材などにも多用されるエンプラ、商品名デルリン)を用いています。

審査委員の評価

ケース側面がなだらかなスロープになっており、しっかりと手で固定することができ、作業がしやすい。おろし部分の歯の配列の工夫で、同じ大根の部分をすり続けてもストライプ状の跡がつき、最後まで感触が良いまま快適に大根おろし作業ができる。水切りや縦収納への配慮なども盛り込まれ、単純な大根おろしという道具に、熟慮された機能性と、美しいデザイン性が高次元に実現されている。

担当審査委員| 和田 達也   岩崎 一郎   芝 操枝   左合 ひとみ  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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