GOOD DESIGN AWARD

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2006

GOOD DESIGN|中小企業庁長官賞

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受賞対象名
ハーモニカ [木製10穴ハーモニカ・ピュアハープMR-550]
部門/分類
商品デザイン部門 - エンターテーメント・ホビー関連商品・楽器
受賞企業
株式会社鈴木楽器製作所 (静岡県)
受賞番号
06A02078
受賞概要
2006年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

10穴ハーモニカは音色の点で木製ボディが好まれるが吹きにくく、耐久性が悪い。プラスチック製は耐久性、吹きやすさで好まれる。MR-550は木製且つ高耐久性、吹きやすさを実現した。また木の暖かい音色にこだわりカバーのデザインも初のローズウッドで作り上げ、独特の音色は奏者に新しい選択肢を与えた。現在一流奏者は製品レベルをはるかに超えるオーバーブロウなどの技術を駆使しているが、通常製品ではこのような技術が不可能な場合が多く特殊品が使用されている。今回研究を重ね、新デザインリードを作り上げオーバーブロウなど飛躍的にコントロール可能となり特殊カスタマイズ品に勝る品質を量産品で提供する事も可能とした。

プロデューサー

株式会社鈴木楽器製作所 代表取締役会長 鈴木萬司

ディレクター

株式会社鈴木楽器製作所 開発技術部 部長 大野弘光

デザイナー

株式会社鈴木楽器製作所 開発技術部 係長 橋本克

橋本 克

詳細情報

http://www.suzuki-music.co.jp

開始日
2006年7月7日
価格

8,500円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

近年ハーモニカ奏者の技術は革新的に進歩し世界中で色々な挑戦をする個性的な奏者が増えてきた。残念ながら現行製品は奏者達が満足して使える品質を満たしていない。奏者達が新しい音楽世界を切り開く作業に創る側として参加したい、また奏者達を驚かす製品を創りたい。そしてこの製品で素晴らしい演奏が生まれた時、それを聴いた誰かがまた何かを生み出してくれる。そんな風に楽器や人々が広がって繋がっていって欲しいと願う。

デザインのポイント
1.ローズを用いた特殊カバーが木の暖かい音色をつくり、吹き口部の厚い形状がより太い音色を実現。
2.高耐久性、音色、演奏性を実現する材質・使用法、特殊処理、形状をボディ内部に施した。
3.ミクロンオーダーでの新デザインをリードに適応し特殊奏法などにも対応できる新時代のリードを実現。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

多くのユーザーが悩まされている木製ボディの変形を解決し長く使用してもらうため材質の選択・使用法・処理方法についてさまざまな実験調査を行った。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

各パーツは必要最小限の部品点数まで削減し、ユーザーが交換できるようになっており消耗した部品を交換できる。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

プロ奏者の意見と要望を取り入れる事は重要だがそれだけではユーザーを驚かすことは出来ない。ユーザーの要望に答え尚且つユーザーが想像できていないものをメーカーの技術から創造していくことを提案した。

審査委員の評価

木の素材感を活かし、欲しくなる素材感と表情をつくり出している。長い歴史のある商品を誠実な方法でその価値を高めている点が評価できる。

担当審査委員| 長濱 雅彦   有元 正存   大島 礼治   原 研哉  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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