GOOD DESIGN AWARD

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2005

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
大規模病院における患者と病院とのコミュニケーションシステム [大学が主体となった新しい産学コラボレーションとその実践]
部門/分類
新領域デザイン部門 - 新領域デザイン
受賞企業
公立はこだて未来大学 岩田州夫研究室 (北海道)
富士ゼロックス株式会社 (東京都)
受賞番号
05D01015
受賞概要
2005年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

従来の産学連携プロジェクトとは異なる新しいコラボレーションの提案。学生の考える力を養い、また技術提供企業とは別にフィールド提供者を設けることで新しい分野へIT導入の検討を促すことが目的である。例として、富士ゼロックス株式会社の技術提供の下、大規模病院における患者と病院とのコミュニケーションシステムを開発した。ここでは上述の目的に加え、企業側に最新技術の具体的な応用例を提供できる可能性も見出せた。コラボレーションのプロセスは以下の通りである。フィールドに対し学生が問題点の発掘から解決案までを思案する。それに合った技術シーズを企業側が提案する。学生がその技術を借用して開発を進めるというものである。

プロデューサー

公立はこだて未来大学

ディレクター

公立はこだて未来大学(FUN) 教授 岩田州夫、八木大彦、山本敏雄+富士ゼロックス株式会社 ヒューマンインターフェイスデザイン開発部 蓮池公威

デザイナー

FUN 病院プロジェクト 粉川奈穂、長谷川雄一、藤田智喜、兼田郁子、岩崎加奈、清野恵美、藤沢宏美、中野恭佑、成田奈緒美、齊藤恵、鈴木貴敏、田村真利子、松田脩平、宮本麻子、常田仁、斎藤園美、根本智恵

公立はこだて未来大学 大規模病院プロジェクト2004

詳細情報

http://www.fun.ac.jp/project_learnig_2005/index.html

開始日
2002年4月
価格

-

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

大学(教育機関)としては、学生主体の産学協同プロジェクトから学生に「自ら発想する力」を養うと共に地域貢献に役立てることを目的とした。学生としては、病院に自分たちならではの新しい切り口を発見して提案し、また自分の社会活動に対する自信を身につけたいと考えていた。技術提供企業としては、デザイン部門が研究部門と大学をつなぐ接点として活動し、人の視点に立った自社技術の活用の方向性を探ることを目的とした。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.医師や経営者ではなく、患者を主体として考えた病院の情報化のあり方の提示。
2.企業では踏み込みにくかった分野(病院などのフィールド)に対するIT応用のアプローチ。
3.自ら問題を発見し、解決できる学生の育成。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

従来の病院は、ともすると経営者や医師の利便性や効率を考えた情報化や技術活用がなされてきた。病院で最も大切にされるべき患者を第一にした視点から病院の環境や情報のあり方を提案する。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

病院運営をはじめ、踏み込みにくかった領域に対するアプローチの方法。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

今までの産学連携での協同研究は大学における「研究機能」の役割は果たしていたが、「教育機関」としての機能を十分に果たせていなかった。

審査委員の評価

大学が主体となった産学連携プロジェクトであるが、従来とは異なる協同研究スタイルを導き出した、その方法論とプロセスデザインの新規性を評価した。フィールドに対し、学生が問題点の発掘から解決案までを思案するといった、新しい医療サービスを生み出すためのデザインプロセスとして、またデザインを学ぶ学生の教育啓発プロセスとしても新領域的可能性を感じる。

担当審査委員| 赤池 学   紺野 登   タナカ ノリユキ   西山 浩平   日高 一樹  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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