GOOD DESIGN AWARD

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2005

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
日本平デジタル放送所 [静岡県静岡市清水草薙字中檀600他]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 環境デザイン
受賞企業
静岡放送株式会社 (静岡県)
大成建設株式会社 (東京都)
受賞番号
05B02011
受賞概要
2005年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

静岡県の地上デジタルTVの拠点として、東海地震時にも放送を確保する高い安全性と、国指定名勝地、県立自然公園である建設地・日本平山頂の景観への調和がテーマとなった。従来のトラス鉄塔から脱却し、耐震性に優れたCFT構造と多段アンテナステージにより久能山東照宮五重塔の歴史的記憶と新時代の技術の融合を表現した。CFT構造に加え、制振装置を設置し強風時にも安定した放送を維持する。メンテナンス階段とケーブル設置スペースは有孔鋼製床材を応用して囲い、物理的視覚的に安全性を高めている。セキュリティを確保し、同時に周辺への風の影響を低減する円形の縦張りルーバーで足元を囲み、タワーとのデザインの一体感も表現した。

プロデューサー

日本平デジタル放送所共同建設委員会 幹事:静岡放送株式会社 代表取締役社長 松井純 

ディレクター

大成建設・NTTファシリティーズ設計・施工連合体 代表:大成建設株式会社 設計本部 建築グループリーダー 大原信成

デザイナー

大成建設株式会社 設計本部 プロジェクトアーキテクト 池澤孝哉、渡辺健吾

詳細情報

http://www.taisei.co.jp/it/cft/index.html

開始日
2005年5月1日
価格

-

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

地震時の耐震性、台風など強風時の安定性、高い安全性と安定した放送を提供できる信頼性が求められる放送施設。同時に名勝地日本平の景観と環境を高めるデザインを実現するため、CFT+鉄骨アウトリガー構造を採用。従来のトラス鉄塔にないスリムな塔体と円形のアンテナステージは、周辺環境・景観との調和を図り、嘗て久能山東照宮に建立された五重塔の歴史的記憶と今日の技術・機能の融合した新時代のランドマークを目指した。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.東海地震や台風等の自然災害時にも放送を確保する高い安全性
2.国指定名勝地、県立自然公園である日本平山頂の環境・景観への調和
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

性能とデザイン:耐震性、制振性に基づく構造要件のデザイン表現と、放送機能上の条件(アンテナ設置高さ、方向、ケーブル配置条件等)とデザインの両立。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

新しい時代のランドマークと環境の共生:周辺の歴史的文化的資産や自然環境を継承し共生する新時代のメディアのシンボルとしてのデザインの在り方。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

LCCの低減:構造形式・架構形式によるメンテナンス性とメンテナンスコストの低減。

審査委員の評価

私たちの社会を支えるインフラとして必要なTVの中継基地である。このような施設構築物はコストと機能だけで形態決定されることが多いのであるが、ここでは景観に配慮する概念が導入されていることを評価する。

担当審査委員| 北山 恒   川上 元美   内藤 廣   韓 亜由美  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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