GOOD DESIGN AWARD

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2005

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
鳥羽 海辺のプロムナード [三重県鳥羽市地内]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 環境デザイン
受賞企業
有限会社ワークヴィジョンズ (東京都)
三重県 (三重県)
とばベクトル会議 (三重県)
受賞番号
05B02010
受賞概要
2005年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

鳥羽市中心市街地に隣接する護岸改良に伴う後背地の遊歩道整備計画である。従来の行政主導型ではなく、住民により構成される団体(とばベクトル会議)を中心に、地元企業や行政との協働により多角的な視点で検討が進められた。中心市街地のまちづくり全体を視野に入れ、海・城山など今も昔も変わりなく存在する鳥羽の財産を引き立てることで地域の魅力を体感できる施設とすることを目指し、その中でも、近年の開発により失われてしまった「人と海との関係性」を回復することに主眼を置いた。また、整備後の維持管理体制などについても議論され、地域住民も施設の維持管理に参画することになり、新しい住民参画のあり方を提示することとなった。

デザインのポイント
1.鳥羽という地域の特性を反映するものであること。
2.地域住民・行政と協働で検討を進め、デザインに反映させること。
デザイナー

有限会社ワークヴィジョンズ 西村浩

西村浩 ワークヴィジョンズ代表

詳細情報

http://www.toba.or.jp/kamomenosanpomichi/kamome.htm

開始日
2005年4月2日
価格

-

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

経済発展と引き替えに見失われてきた街の歴史的な意味と価値、そして協働という言葉。人々の意識を「庭先主義」から「公」へと導くこと、断絶した街の記憶を再び縫い合わせ、過去から未来へと時を繋ぐことが、このプロジェクトの重要な意味だ。計画から完成までのプロセスにおいて、住民・行政・地元企業が正面から向き合い、結果、「公」という空間への意識の高い集団が育ち始めている。ようやく街再生のはじまりである。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.鳥羽という地域の特性を反映するものであること。
2.地域住民・行政と協働で検討を進め、デザインに反映させること。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

中心市街地のまちづくり全体を視野に入れ、海や城山といった鳥羽の財産を引き立てるようなつくりとすること。また、近年の開発により失われてしまった「人と海との関係性」を回復すること。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

多くの地元住民、観光客が行き交う臨海部のメイン動線において、歩行者にとって歩きやすい、歩いて気持ちの良い歩行空間を実現すること。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

地元住民、行政の意見を集約し、効果的にデザインに落とし込むこと。また、それを通じて住民参画による新しい設計システムのあり方を提示すること。

審査委員の評価

全国の地方都市で、街の再生事業が活発に行なわれている。このプロジェクトは、伊勢志摩国立公園の玄関口である鳥羽を、海の街として再生させるために造られた。ウッドデッキ、ベンチ、植栽、どれもデザインとして丁寧に処理されている。海への景観を阻害しないように、控え目なデザイン戦略を採っているところが好ましい。

担当審査委員| 北山 恒   川上 元美   内藤 廣   韓 亜由美  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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