GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2005

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

このページの画像、テキストの無断転載を禁じます。 (C)JDP All rights reserverd.

受賞対象名
特急列車リニューアル [8000系]
部門/分類
商品デザイン部門 - 公共機器・設備/公共交通関連機器・設備
受賞企業
四国旅客鉄道株式会社 (香川県)
株式会社タグ・インターナショナル (東京都)
受賞番号
05A11064
受賞概要
2005年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

平成4年9月にデビューした、JR四国を代表する特急列車で、今回「癒しの国四国」をコンセプトに内装を中心としたリニューアルを施した。平成18年には全編成の改装工事が完了予定、最高速度130km/h(設計最高速度160km/h)。運転区間は岡山?伊予西条・松山間(特急『しおかぜ』)、高松?松山間(特急『いしづち』)、松山?伊予西条間(特急『ミッドナイトEXP松山』)。

プロデューサー

四国旅客鉄道株式会社 鉄道事業本部 運輸部 運転車両課 副長 吉本英三郎

ディレクター

株式会社タグ・インターナショナル デザイン企画 猿川洋史

デザイナー

株式会社タグ・インターナショナル デザイン企画 本荘裕二、小池輝政

詳細情報

http://www.jr-shikoku.co.jp/

開始日
2004年10月13日
価格

30,000,000円(1両あたりのリニューアル総工費) (円(1両あたりのリニューアル総工費))

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

本車両は、従来のクールな印象のビジネス特急からコンセプトを一新し、観光のお客様には四国旅への期待感を、ビジネス旅のお客様にもひと時の安らぎを、それぞれ味わってもらえる様な車両となる事を目標とした。室内にパソコンテーブルを備える等ハード面での充実は元より、プライウッドを使用した客席や木調内装の温かさで、乗る人の心に残る癒しの空間を演出した。

デザインのポイント
1.客席の背には機能と見た目をシンプルに両立した、つかまり手一体型のプライウッド製バックボードを使用。
2.化粧スペースには愛媛県特産の『砥部焼』窯元とのタイアップにより実現した砥部焼製水受けを採用。
3.外装のストライプには四国ゆかりの「椿の赤」 「みかんの黄」「瀬戸内海の青」を使用し地域性を表現。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

シートリクライニング時や転回時に指はさみの危険のある部位については、部品間のクリアランスをあえて大きく取り、怪我の危険性を防ぐ様考慮した。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

時代に合った改修を加え、既存の車両をより快適に使い続ける事が出来るリニューアルという考え方が、大きな意味で人と環境双方にやさしい商品の延命に繋がる。又細部に関しては、シートのウレタン部とバックレスト部をマッジックテープで固定する等、分別に配慮した構造となっている。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

利用率の低いグリーン車のインテリアを通常指定席車両のインテリアと共通性のあるデザインとし、グレードの差を保ちつつカジュアルで楽しさのあるイメージに変更、グリーン車の敷居を意識的に低くする事で、積極的に使ってもらえるグリーン車を目指した。

審査委員の評価

改造車両ながら、座席バックボードと握り手を兼用したアイデアは、部品点数を減らしながら高品質に仕上がっており、まとまったデザインとして上手にリニューアルしている。砥部焼など地場産業を活用している点については評価している。

担当審査委員| 森山 明子   大月 ヒロ子   平野 湟太郎   福田 哲夫  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

ページトップへ