GOOD DESIGN AWARD

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2005

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
エレベータ [三菱機械室レス・エレベーター AXIEZ(アクシーズ)]
部門/分類
商品デザイン部門 - 公共機器・設備/公共交通関連機器・設備
受賞企業
三菱電機株式会社 (東京都)
受賞番号
05A11047
受賞概要
2005年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

AXIEZはマンションからオフィスや病院など様々な場所に設置され、エレベーター市場では低価格帯で最も多い台数を占める標準(規格)形といわれる製品です。エレベーターは不特定多数の人が利用する公共性の高い乗り物です。様々な仕様が選択可能ですが、フル装備のエレベーターが設置されるとは限りません。このためAXIEZは基本仕様でも車いす利用者や高齢者などより多くの方が使用可能になるUD(ユニバーサルデザイン)を進化させた製品です。UDだけでなく可変速エレベーターシステムや省スペースなど技術とデザインの融合によって製品化された今までにないワンランク上のエレベーターです。

プロデューサー

三菱電機株式会社・稲沢製作所 開発部 専任 森 顕伸

ディレクター

三菱電機株式会社 デザイン研究所 情報システムデザイン部 グループマネージャー 土門良裕

デザイナー

三菱電機株式会社 デザイン研究所 情報システムデザイン部 専任 朝倉幸司、岩本秀人/インターフェースデザイン部 城戸恵美子

詳細情報

http://www.mitsubishi-elevator.com/jp/html/product/axiez/axiez_p/index.html

開始日
2005年5月17日
価格

10,000,000 ~ 20,000,000円(個別見積り) (円(個別見積り))

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

まず、第一にエレベーターに乗れない方をなくしたい!例えば車いすの方は専用操作盤がついているエレベーターでなくては乗れません。他のエレベーターが到着しても見のがさなければいけません。また専用機種がない場合もあるのが現状です。車いすの方だけではありません。視覚障害の方やボタンに手が届かない子供など様々です。”基本仕様で誰もが使いやすいエレベーターを製品化したい”という思いでデザインしました。

デザインのポイント
1.車いす操作盤並みのボタン高さの側面壁取付け操作盤の基本仕様化でより多くの方の使用を可能とした
2.ツートーンカラー操作盤やハイコントラストのボタンのデザインで視認性や発見性の向上を図った
3.複数の凸文字ボタン、組替天井、明るい照明や壁柄などを採用。UDエレベーターでも幅広い選択を可能にした
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

・側面壁操作盤の基本仕様化により、今まで専用仕様でなければ乗れなかった車いす利用者が使用可能になった。・角度付き操作盤を採用することにより背の高い人だけでなく、視覚障害者が点字や凸文字を読みやすくした。・操作盤ツートーンカラー化により何色の壁を選択しても操作盤の視認、発見をしやすくした。・ドアセンサーの基本仕様を開発段階から提案しユニバーサルドアシステムを実現。・戸開ボタンのひらがな併記提案でとっさの安全性を向上。・形状で触ってわかる大形乗場ボタンを採用。かご呼びボタンと非常時のインターホンボタンの点字の標準化を実現。触って冷たくない木質手摺の採用。など多数取組みました。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

・照明のインバータ化による長寿命化やLED照明の新採用。メンテナンスの省力化にも効果。・床タイルをポリオレフィン系でラインアップ-脱塩ビでも表現力が落ちないデザインで対応した。・操作盤は表面の汚れが落ちやすいフィルム成形を採用。表現力も向上させた。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

・天井照明高が低くても光むらの少ない照明デザインを提案し、建築設計の自由度を上げる業界トップのオーバーヘッド寸法を実現した。・弱視の方やセキュリティや快適性などを考慮し、前モデルより明るめの天井デザインや、ベージュ系からウォーム系まで幅広い壁柄を作成しました。特に遠目では白だが、近くで見ると繊細なストライプ柄に見える斬新な壁や木質柄の横目使いなど空間の広がりを意識しての提案や選定も行なっている。

審査委員の評価

同社が過去にグッドデザイン賞を受賞した関連商品にさらに改良を加えたデザインである。標準形としてのユニバーサルデザインの配慮はもとより、使用人数による可変速システムや省スペースなどの新機軸ももりこまれ、シンプルな空間とあいまって、技術とデザイン融合の例として評価できる。

担当審査委員| 森山 明子   大月 ヒロ子   平野 湟太郎   福田 哲夫  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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